渡邊雄太会見全文、W杯に向けて「リーダーとして引っ張っていかなければいけない」と力強く宣言

W杯に向けて「リーダーとして引っ張っていかなければいけない」


Q.ネッツでの活躍が今回の契約につながったと思いますが、残留といったことも考えたのでしょうか?

「ブルックリンでの時間は自分にとって、キャリアを左右した1年だったと思っています。元々無保証の契約しかもらえず。行くか行かないかで迷っていたところから始まってすべてがうまく回りだして活躍して、コーチたちやチームメイトからの信頼を得て評価が上がりました。それが、この契約に繋がったと思います。かなり中身の濃い1年だったので正直、(移籍は)すごく寂しいです。ブルックリンのファンの皆さんにSNSを通して感謝の気持ちを表した時にも本当にたくさん温かいコメントももらって、それだけ応援してもらえていたと感じられてすごくうれしかったです。正直、残留も考えたのですが、昨季のトレード後の状況だったり、新加入選手の状況とかを見たりして、自分がもっと輝ける場所がほかにあると思いました。ブルックリンですべてがうまくいっていたら良かったという気持ちもありますが、新しいチームでやれることは楽しみでもあります。悲しい気持ちと楽しみな気持ちと半々と感じです」

Q. 在籍していたラプターズ、ネッツ、そしてサンズは優勝候補とも言われるチームですね。そのチームから評価されていたということに関してどう思っているのかと、優勝への思いを教えてください。

「優勝を狙えるチームから声をかけてもらえるのは、お互いの思いが合っているからかなと思います。自分の場合、金額的には安めに取れて、それなりに経験があって考えてプレーできて、役割を全うできるという部分で、強いチームにはそういう選手が必ずいるので、自分もそういう評価をしてもらえているんだなと感じていますし、すごくありがたいことだと思っています。それと、やるからには優勝を目指してやりたいというのもあって、優勝できそうだから行くというのは語弊がありますが、優勝を狙えるチームの中で、どれだけチームに貢献できるかはすごく楽しみな部分でもあります。サンズでは優勝の一員となれるようにしっかり頑張っていきたいと思います」

Q.日本代表ではどんな存在感を示したいですか?

「自分はまず、このチームではリーダーとして引っ張っていかなければいけないと思っています。若い選手がたくさんいる中で、自分は経験が多い選手ですし、 チームを引っ張るべき存在だと思っているので、メンタル的な部分でも支えられるようにしていきたいです。プレーでは色々なことが求められると思うので、NBAとは違った役割にはなると思います。自分の良さをしっかり出しつつ、成長した姿を見せられたらいいですね」


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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