渡邊雄太会見全文、W杯に向けて「リーダーとして引っ張っていかなければいけない」と力強く宣言

デュラントから「また一緒にプレイできるのがすごく楽しみ」と電話をもらう


Q.エナジー、3Pシュートという部分はプラスαを加えるのでしょうか?

「個人的には今までとやることは変わらないかなと思っています。努力も継続してやっていますし、サンズは得点力の高い選手がたくさんいるので、自分はそこまで得点を求められるわけではありません。昨季ネッツで、最初やっていたような役割をサンズでも求められると思っています。もちろん、プラスαで自分が成長した部分も見せていければと思っています。まずは自分の役割を徹底すること。それが、サンズで自分が一番生きる道だと思いますし、チームに求められていることだと思っているので、バランスとかもしっかり考えながらやっていけたらいいなと思います」

Q.先ほどデュラント選手の名前を出していましたが、また一緒にプレーできる喜びはありますか?(昨季、デュラントがサンズにトレードされるまでネッツでチームメイト)

「めちゃくちゃうれしいですね。僕がサンズとの契約を決めて最初に連絡くれたのが彼でした。すぐに連絡が来て、ニュースになったのをあとから知ったという感じで(笑) 『またユウタと一緒にプレイできるのがすごく楽しみ』と言ってくれたので、 本当にありがたいと思っています。僕自身もKDとプレーしていた時期、楽しかったので同じように楽しい時間を過ごせたらいいなと思います」

Q.新チームで心強い存在となりますね。

「またチームメイトとして彼とやっていけるのは間違いなく心強いです。彼からはすごく信頼されていたというか、僕のことを評価してくれていたと思っています。NBAの歴代選手の中で見てもトップクラスの選手からそういう風に思ってもらえるのはすごくうれしいことです」

Q. NBA6シーズン目となりますが、自信のようなものは芽生えていますか?

「自信はもちろんあります。過去5年間の中で最初2年、グリズリーズではツーウェイ契約でした。ラプターズではエグジビット10(無保証で1年限定のチームオプションのミニマム契約)でした。6人ぐらいに部分保証を与えて、残り2、3枠を争うというやり方だったので、あってないような補償でした。昨季も無補償で始まって、(サンズでは)ようやく保証付きになって自分が間違いなくチームにいられるという契約になりました。カットされる可能性もゼロではないですが、開幕ロスターには入るので、今まで自分がやってきた努力、方向性は間違いではなかったと改めて感じました。それと、こういう評価をしてもらっているというのが、すごく自信になっているので、その自信をコート上でもしっかり出して、また3Pシュートを高い確率で決めていきたいと思っています」

Q.来シーズンの目標を教えてください。

「チームとしては優勝だけを狙ってやっていくことになります。その分、大変なことも色々あるとは思いますけど、NBA入った時はツーウェイ契約で、本契約をもらうことと優勝が大きな目標だったので、そのチャンスがあるチームにいるというのは、すごくありがたいです。先程も言ったように、ただいるだけではなくて、戦力として優勝に貢献できるようにできたらいいなと思っています」



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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