女子日本代表が決戦の地へ、林咲希「新しいバスケをやりつつ、日本らしいスキルを出していく」

髙田真希「目標は優勝、予選3試合全部勝つことがすごく重要」


――ご自信のコンディションはいかがですか?
「自分としても万全ですし、チームとしても上がっていると思います」

――チームの強みはどこだと思っていますか?
「オフェンスのシステムとして、人とボールが常に動くシステムになっているので、相手にディフェンスされても次の選択肢が出せる状況にあるので、スムーズにオフェンスが行えるかなという印象です」

――ツーガードの形が多くなりますか?
「ツーガードもあるし、他の選手も連動して動くので、システム上ですね」

――恩塚HCがオフェンスは軽やかにしつこく、ディフェンスはうるさくしつこくとおっしゃっていました。これは、当初から言われていることですか?
「そうですね。しつこくディフェンスする。24秒ぎりぎりまで攻め続けるということは、日本らしいあきらめないバスケ。日本が忘れてはいけないところだと思うので試合でもしっかり発揮していきたいと思います」

――デンマーク戦を受けて短期間で顧みたことは?
「2戦目のように、自分たちがスムーズにいかなかったり、うまくいかないときにどうやって攻めたらいいかとか、おろそかしてはいけないディフェンスの部分とか。どちらにせよ、タフに戦わなければいけないところなので、そういった部分を短い期間で、自分もしっかりやりましたし、チームとして共有していたので、調整しながらうまくできていると思います」




――すでにモチベーションは高まっていますか?
「勝つために行きますし、モチベーションも上げていくだけだと思うので、コンディションもそうですけど、しっかり、現地に着いて2日間時間があるのでモチベーションを上げていくのとやるべきことができるように声をかけていきたいと思います」

――選手だけでミーティングをしたのですか?
「選手だけではないですね。ただ3試合した内容と、振り返りだとかはチームとしてやりました」

――シドニーは昨年、悔しい思いをした因縁の地。今回はどういった形で戦いを見せていきたいですか?
「目標は優勝なので、しっかり優勝を目指して、なおかつ予選3試合全部勝つことがまずすごく重要になってくるので、初戦も大事ですけど、予選ではオーストラリアが山場だと思っています。その試合にいい状態で臨めるように、1、2戦目も全力で戦ってチームとしてやるべきことを試合の中で徹底していく大切さだとかを、上げていくゲームをしていきたいなと思います」

――当時のオーストラリアとはメンバーも違うと思いますが、こういう戦いができそうだとか手応えはありますか?
「(昨年は)フィジカルの部分で負けてリバウンドを取られてしまったので、インサイドを攻められてしまったので、まずそこを負けないということが大事。体をぶつけあうこと。中に押し込まれないようにということは練習の中でも徹底してやってきているので、そういったところを、この2日間でも意識してやっていきたいなと思います」

――昨年のチームと比較しての成熟度は?
「そうですね。積み上げてきたものがあると思っているので、その辺の成熟度は高まってきていると思います」

――チャンピオンとして迎えるけど、気持ちとしてはチャレンジャー?
「そうですね。自分としてはチャレンジャーですし、チャンピオンという意識はみんなものないと思います。そこまで身構えたものはないですけど、ただ優勝することが目標なので、そこに向けて全力を出すだけですね」

――勝ち上がりの中で成長する必要もありますか?
「成長していけるのもそうですし、準備をしてきたので、試合の中ですべて出せるということが大事だなと思います。最初の質問もありましたけど、40分間最後まで自分たちのやるべきことを貫くことが大事で、そういった意味でもしつこさというのが大事だなと思います」



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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