富永啓生が帰国会見、W杯バスケに向けて「自分の力を発揮して代表で活躍したい」

「合宿が始まったら自分の強みを出していくだけ」


――現状は候補という状態ですが、ワールドカップまでの間に、伸ばせるところはありますか?
「シュートのところ、ディフェンスのところ、フィジカルのところでどれだけ海外の国に戦えるか、そこは成長できるところだと思っています」

――日本代表のジャージーについての思いはありますか?
「日の丸を背負ってプレーするのはすごく誇らしいことですし、目標にしていることです」

――来年のパリ五輪については頭にありますか?
「来年のことですし、オリンピックというのは世界で一番大きな大会なので、目標にしています。ただ、あまり考えずに1日1日成長することだけを考えています」

――東京2020大会では3x3の代表としてプレーしました。その経験は生きていますか?
「オリンピックでの3人制の大会でのプレーは自信につながりました。あの大舞台でプレーできた経験は人生という部分でも、生きると思います」

――話は変わりますが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』は見ましたか?
「日本に帰ってきたばかりなのでまだですが見てみたいみたいですね。マンガやアニメは見ていましたが、これが特別印象的といったことはないんですが、しっかり見ています」

――息抜き、リフレッシュはどんなことをしていますか?
「オフシーズンは、家でゆっくりして動画見たり、ゴルフしたりしてリフレッシュしています。ゴルフは1、2年前からですね。まだまだ(下手)でなかなか簡単にはいかないですね(笑)」

――アメリカでまず入ったレンジャーカレッジでの2年間は大きな経験だったでしょうか?
「アメリカでの最初の場所があれだけ田舎というところで良かったなと思います。(今いる)リンカーンもめちゃくちゃ大きな都市ではないんですけど、大きく感じますし(笑)」

――ビッグ10カンファレンスで良かったと思うところはどこでしょうか?
「毎年、たくさんのNBA選手を輩出するリーグでプレーできるのはいい経験だし、そういう選手たちの中でプレーできるのはレベルアップにつながります。いいリーグだと思っています。(大学に戻ることでライバルたちと対戦するが)彼らに負けたくないし、対戦できるのは楽しみですし。次はもっと勝てるように頑張っていきたいです」

――大学ではNCAAトーナメント出場が最大の目標となりますか?
「そうですね。アメリカに来た理由もマーチマッドネスを経験したかったからなので。(大会を)見ていたら、悔しさもこみあげてきました」

――アーリーエントリーに取り下げた理由は何だったのでしょうか?
「判断したのは最後の週で、ワークアウトも30日までやっていたので、最後の最後です。もう1年大学に戻ってレベルアップして、ドラフト1巡目とか上を目指したいというのがあったので、戻ることにしました。最終的には自分で決めましたが、大学のコーチとも話もしました。最後まで迷ってもいました」

――6月13日から男子日本代表チーム第 1 次強化合宿が始まりますが、その前にやっておきたいことと合宿ではまずどんなことをやっていきたいかを教えてください。
「始まる前に日本食をたくさん食べて、時間があれば映画も見たいですね。有意義な時間にしたいです(笑) 合宿が始まったら、エネルギーを出して、自分の強みを出していくだけかなと思っています」



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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