富永啓生が帰国会見、W杯バスケに向けて「自分の力を発揮して代表で活躍したい」
「成長、自信につながるいい一年でした」
6月7日、ワールドカップ男子日本代表候補の富永啓生(ネブラスカ大)がオンラインで帰国会見を開き、「自分の力を発揮して代表で活躍したい」「日本のファンの前で活躍したいです。今までどおり、できることを見せて、チームのためになれるようになれたらいいなと思っています」と語った。
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富永は6月13日から行われる2023 年度バスケットボール男子日本代表チーム第 1 次強化合宿に「FIBA2023ワールドカップトレーニングキャンプメンバー」として参加予定。代表でのロスターを勝ち取ることになれば、8月25日に開幕するワールドカップで、日本代表のジャージーを着て戦うことになる。
ネブラスカ大3年生として迎えた今季は飛躍のシーズンに。31試合出場(最後の13試合中12試合はスターター)し、出場時間は昨季の16.5分→24.7分へとアップ、平均得点は5.7得点→12.8得点へと倍増させている。
飛躍のシーズンを振り返って富永は「自分の思うようなプレイが特に後半できるようになって、成長、自信につながるいい一年でした」と満足度の高いシーズンになったと告白。
2月17日には「ビッグ10ネットワーク」が『彼のニックネームはジャパニーズ・ステフィン・カリー(ウォリアーズ)』とツイートで紹介すると、そのカリーも「Love it, Keisei!(いいね、啓生!)」と反応するといううれしい出来事もあったが、それについては「素直にびっくりしましたね。もちろんうれしかったです」と笑顔で語った。
4月、アーリーエントリーを宣言した富永は5月末にペイサーズのプレドラフト・ワークアウトに参加。直後にエントリーを取り下げて、来季もネブラスカ大でプレーすることを発表している。その決断については「もう1年大学に戻ってレベルアップして、ドラフト1巡目とか上を目指したいというのがあったので、戻ることにしました」と語った。
また、会見では、ネブラスカ大のフレッド・ホイバーグヘッドコーチ(元ブルズ)からの「ケイセイともう1年一緒にプレイできることが大変うれしいです。今年1年頑張ることで彼の未来が開けると思っています。メンバーに選ばれたらとなりますが、ワールドカップでの活躍を祈っています。次のシーズンも一緒に頑張りましょう」とメッセージも紹介された。
お母さんの手料理を楽しみにしていて、会見前には「オムライスがけっこう好きで今日のお昼に食べてきました(笑)」と笑顔を見せた富永。合宿に向けては「キャンプを始まったら、エネルギーを出して、自分の強みを出していくだけかなと思っています」と語っている。まずはメンバーに選ばれることが条件となるが、ネブラスカ大で見せたような活躍をぜひ日の丸のジャージーをまとって見せてほしい。
以下が会見での一問一答である。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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