月刊バスケットボール7月号

Bリーグ

2023.03.25

桜井良太インタビュー「たくさんのお客さんの中でプレーするのが選手としての一番の喜び」[リバイバル記事]

試合に出られるバスケットに楽しさを見出す


選手の生い立ちにフィーチャーしてインタビュー形式で其の人生を振り返るこの企画。今回紹介するのはレバンガ北海道の桜井良太(レバンガ北海道)だ。三重県出身で四日市工高時代にはウインターカップで能代工高相手に大番狂わせを演じ、一躍全国区のスターとなった。大学卒業後はトヨタ自動車を経て、北海道へ。生きる伝説のキャリアを振り返る。
※『月刊バスケットボール』2021年3月号掲載記事を再編集した記事になります

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――お姉さんも元選手(桜井もも子/元トヨタ紡織ほか)ですが、バスケットとの出会いはいつ頃でしたか?

もともとはサッカーをやっていました。僕が小学3年生のときにJリーグができて、通っていた小学校のサッカークラブに入ったんです。当時はみんなJリーグのクラブの帽子をかぶって登校していたような感じで、その流れに乗って僕もサッカーを始めたんですけど、それはもう…ものすごい人気だったので入りたての子はピッチで練習なんてさせてもらえなかったんです。で、『楽しくないな』って思っちゃってサッカーは3か月くらいでやめて、そこからしばらくは何もスポーツをしていませんでした。

そのとき姉が隣の小学校でバスケットをしていたんですけど、小さな地区だったので3つの小学校が合同で(地理的に)真ん中の学校でクラブ活動をしていました。当時、男子は3人だけで姉から「アンタもやったらすぐに試合に出られるよ」って言われたのがバスケットを始めたきっかけでした。そのチームは女子が全国大会に出るくらい強かったんですけど、男子は全然。ポジションとかもなかったので楽しくやっていましたね

――サッカーをやっていた頃に試合や練習に参加できなかった分、バスケットが楽しかったんですね。

そうですね。でも、男子の練習はすぐに終わって女子が練習をみっちりやっていました、強かったんで(笑)。ただ、親が送り迎えをしてくれていたので男子の練習が早く終わっても僕と姉の迎えの時間は一緒です。時間がいっぱいあったのでドリブルとかレッグスルーの練習をずっとやっていたから、背が伸びた後でもドリブルがつける選手になれたのかなって思いますね

――中学時代の成績や当時のプレースタイルは?

中学校もチームは強くなかったので地区大会1回戦負けとか、そういう感じだったんですけど、女子は僕らの代で全国ベスト4になるくらい強いチームで、女子の練習相手として5対5をやっていました。まあ、当然勝てないんですけどね(笑)。そんなこともあったので『男子も強くなりたい』という思いがあって、最終的に自分の代で県ベスト4に入ることができました。中学生の頃に身長がグッと伸びたんですけど、そのときも特にポジションなどはなかったので自分でボールを運ぶことも多かったです。

あとはジュニアオールスターにも出ることができて、そういった部分も四日市工高に進むことができた理由の一つだったかもしれません

――高校は今お話に挙がった四日市工高に進学しましたが、進学の決め手は何でしたか?

ジュニアオールスターで一緒に戦った選手の何人かが四日市工に誘われていて、「一緒に三重県のバスケットを強くしよう」と。あとは三重県協会の方々が「県内でバスケットを続けて強くしてほしい」という話もしてくださいました。県外の高校からも誘いがあったので最初はそっちに気持ちが傾いていたんですけど、そういう経緯があって最終的には四日市工を選びました。

でも、誘ってくれた先生が、僕が入学した年に違う学校に異動になってしまったんです。それで、アシスタントコーチだった水谷幸司先生がヘッドコーチになり、3年間バスケットを教わりました

――高校で全国大会を戦う中でどんな違いを感じましたか?

一番は体の強さですね。特に高校2年生のインターハイで対戦した沖縄県の北中城高は印象に残っています。バスケットのうまさどうこうよりもフィジカルコンタクトで圧倒されて、気持ちの面で負けてしまったような試合でした。総じてディフェンスの強度や走力という部分で圧倒されて負けてしまうことが多かったので、基礎的な部分でレベルの差はあった気がします。逆にドライブを仕掛けてディフェンスとのギャップができれば空中戦で勝負できた印象はあります

――ちなみに当時、ジャンプ力はどれくらいでしたか?

うーん、あんまり測ったことがなかったんですよね。それに片足で踏み切ったランニングジャンプの方が得意だったので、垂直跳びはそんなにすごい数字ではなかったと思います。大学生のときに助走ありで最高到達点が355cmだったことは覚えていますが、それ以外はそんなに測ったことがなかったかもしれません



取材・文/堀内涼(月刊バスケットボール)

タグ: レバンガ北海道 Bリーグ

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