日本代表一問一答、ホーバスHC豪州戦に向けて「私たちは信じています」【W杯バスケ】

「ジョシュは今夜、信じられないほど素晴らしい働きをしてみせた」


Q.40分間を通して素晴らしいエネルギー・レベルでバスケットにアタックしていました。なぜできたのでしょうか?

ホーバス「いったん3Pシュートが決まり始めたら、相手も警戒するようにいなる。そういうバスケをやりたかったんだ。それまで3Pシュートが決まらなかっただけで、4Qは富永が決め出して、ジョシュ(ホーキンソン)もワイドオープンでレイアップを決め始めた。相手は3Pラインのガードに気を取られるようになったんだ。それで何本かスリップ(スクリーンを仕掛けるフリからゴールへのダイブ)してオープンでシュートを決めることができた。それが前半ではうまく行かなかった。

ジョシュは今夜、信じられないほど素晴らしい働きをしてみせた。ケガもあって2週間ほど離脱していた。コンディションを整えているところだったんだ。アシスタントコーチのコーリー(ゲインズ)は、彼を外に出したほうがいいのでは?と言っていたけど、そんなことはないと思っていた。というのも彼は、とても賢い選手でアングルをうまく使ってプレーできるし、密集地帯でもリバウンドを奪う力がある。それは長らく日本になかったものだ。世界トップクラスのビッグマンと争ってリバウンドを取れるのは素晴らしいことだよ。正直なところ、まだ彼は3Pシュートを決めていない。それも待っているよ。とにかく今日はよく頑張ってくれた」


Q.次のオーストラリア戦では勝ったほうがグループステージ2次ラウンドに進出という勝負になります。

ホーバス「アジアカップでもワールドカップ予選でも本当にいいゲームだったけど、我々は敗れている。彼らは世界トップクラスのチーム。サイズもパワーもあるしね。それでも彼らに負けるわけにはいかない。リバウンドで競り勝つ必要があるし、明後日は今夜以上のシュートを打つ必要がある。もし自分たちのプレーができ、ペースを作ることができれば、チャンスはあると考えている。我々は勝つためにここにいるんだ。だから当然、彼らを軽視することなんてない。素晴らしいチームだし、ゴージャンHCも素晴らしいコーチングをしている。今日、タフな試合に敗れているからよりハングリーな気持ちで来るはず。全力で来る彼らのパンチに対してカウンターを狙わなければならない。アジア予選の時とはまったく違うチームとなっているから、今日のようなプレーをする必要がある。40分間ハードに、自分たちのプレーをしなければならない」

<日本語Q&A部分>Q.4Q最初に富永選手が3Pシュートを決めてから、相手のディフェンスが変わりましたね。そこから河村選手、ホーキンソン選手が活躍してという展開になりました。それらの要因は何だったのでしょうか?

ホーバス「いつも言うけど、オフェンスバランスなんですよ。3Pシュートとペイントアタック、それとフリースロー。今日はフリースローすごかったじゃないですか。34本も打った(27本成功)。今日のオフェンスバランスは最高でした。今までは3Pシュートが全然入らなかったから、ペイントにあまりドライブもできなかった。だけど富永、河村がホットになったことでペイントが空きました。ジョシュのスリップも決まるようになった。ちゃんとオフェンスのバランスが取れるなら、相手にプレッシューをかけられる。そういうバスケをやりたいです。簡単に言うけど、オーストラリアはめっちゃ強いから難しいかもしれない。けど、私たちは信じています」


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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: Akatsuki Japan

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