【全国ミニバス2022】チーム名の由来はウインターカップ8強入りの強豪校!3連勝で大会を終えた小林ミニレッドフェニックス(宮崎)

チームのキーマンとして活躍した#5内薗來誠

 

 宮崎県代表の小林ミニレッドフェニックス(宮崎)は、3試合いずれも2桁点差をつけて快勝。全勝で全ミニを終えた。

 

 #5内薗來誠(168cm)、#10田中士道(165cm)、#11川原礼路(167cm)のガッチリとしたビッグマントリオを起点に、ガードの#4松田颯音や#9村内亮介らがオールコートで攻撃的なディフェンスを仕掛ける全員バスケットがチームの持ち味。

 

【写真29点】小林ミニレッドフェニックス(宮崎) vs. 宮前男子MBC(愛媛県)フォトギャラリーはこちら

 

 その中でも選手それぞれに個性があり、ビッグマンの3人はいずれもハンドリングスキルが非常に高く、特に#5内薗はゲームメイクをこなすことも。ガード陣も巧みなフェイクや長い距離のジャンプシュートなどの武器を持っていて、個々の能力が合わさることで一気に点差を放す爆発力を備えている。

 

 そんな小林ミニレッドフェニックスだが、このチーム名は昨年のウインターカップで男子部がベスト8、女子部がベスト16入りを果たした地元の強豪・小林高に由来しているという。「小林が昔から強豪なので、それにあやかってつけたチーム名です。小林の愛称であるレッドフェニックスのミニバス版ということでミニレッドフェニックス。ユニフォームのフォントも昔から高校と同じで、チームカラーも同じ赤です」と瀬之口寿人コーチ。

 

138cmと小柄ながら高いスキルで得点を重ねた5年生の#9村内亮介

 

 40年近い歴史のある同クラブは、過去に何人も小林高でプレーした選手を輩出してきたそうで、「以前はちょくちょく小林高でプレーしていたOBの選手が練習に顔を出しにくることもありました」とのこと。

 

 直接、高校側との繋がりがあるわけではないそうだが、地元のヒーローたちの姿を見てきた選手たちの中には、少なからず『自分も将来、小林高のユニフォームをまとってプレーしたい』という思いを持った選手もいたはずだ。

 

力強いドライブでレーンをこじ開けた#10田中士道

 

 見る側としては今大会で躍動したミニレッドフェニックスたちが成長し、本家レッドフェニックスとなって再び全国で躍動する姿を想像したくなるもの。瀬之口コーチも「小林高校よりもミニバスの方が有名になれるように頑張りたいですね(笑)」とチームのさらなる飛躍を目指している。

 

 それと同時に「バスケットが全てではないですし、NBA、Bリーグ、大学バスケと言っても現実的にはそんなに簡単なことではありません。だから、そこまでバスケットをしなさいとは言いません。ミニバスをとおして学んだことを次のステップで生かしてくれたらうれしいです」とも。

 

 選手としても人間としても、大きく羽ばたく選手の未来に期待したい。

 

取材・文/堀内涼(月刊バスケットボール)

 

 

 

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