【全国ミニバス2022】杵築フレアーズ(大分)、男女部員9人で全国の舞台へ!

 大分県杵築市で活動している“杵築フレアーズ”。昨年11月の県予選で、大会史上初めて男女アベック優勝を果たしたチームだ。全国大会への出場は女子部が4年ぶり2回目、男子部は初出場。全国ミニバス大会が開幕した本日3月28日、女子部が初戦の1試合(vs.十和田南)を戦った。

 

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 男女それぞれ部員は僅か9人で、ともに三浦高明コーチが指導し、同じ体育館で一緒に練習している。今年の女子部は6年生が#4宮本はなと#5菅原知優の2人だけで、5年生が4人と4年生が1人。加えて2年生の2人、124cmの#11河野咲凜と122cmの#12酒井樹香も試合に出場し、必死にボールを追い掛ける。三浦コーチいわく「オフェンスでもディフェンスでも、下級生も含めて全員が同じことを考えて同じ方向を向けるように意識してきました」とのことで、県予選では「小さい2年生2人が頑張ってくれて、それを見た先輩たちが燃えて流れを変えてくれた試合もありました」と振り返る。

 

 また、全国への扉を開くには6年生2人の存在も欠かせなかった。「去年から試合に出ていたのは今の5年生たちで、6年生2人はバスケ経験も長くないんです。1年前、6年生になった当初の頃は自信がなくて消極的だった。でも最上級生として、自分の役目を全うしてくれるようになったことがうれしいですね。全国に来られたのは、あの2人が成長したおかげです」と三浦コーチ。

 

 

 キャプテンとして#4宮本がチームのまとめ役を務めれば、プレーで献身的に支えたのが#5菅原だ。「私たちは身長が高くないチームなので、自分が少しでもリバウンドを取ってみんなにつなげられればと思っていました」という意識で体を張ってボールに飛び込んだ。この1年間を振り返り、「6年生は2人しかいなかったけれど、みんなで学年関係なく悪いところも良いところも言い合って頑張ってきました」と充実した表情を見せる。

 

 大会初戦、十和田南との試合は23−44で完敗だった。ただ#5菅原は、「周りのチームはみんな県の代表としてこの舞台に来ているので強いです。でも自分も6年生として最後の大会なので、勝ち負け関係なく、最後まで思い切りプレーをして失敗しても下を向かないようにしたいです」と、明日の2試合も全力を尽くすことを誓っていた。

 

 

取材・文/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

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