【ウインターカップ2021】前回女王桜花学園4強入り、粘る明星学園を撃破

 

12月26日、「SoftBank ウインターカップ2021(令和3年度 第74回全国高等学校選手権大会)」大会4日目女子準々決勝、前回女王の桜花学園(愛知県①)は明星学園(東京都①)と対戦。桜花学園が70-68で勝利し、準決勝進出を果たした。

 

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1Q、明星学園は#58酒井杏佳の3Pシュートで先制。#76梅村成理、#18池田凜が続いて、序盤は一歩リードで進んでいく。対する桜花学園は、キャプテンの#4朝比奈あずさが、このクォーター11得点の活躍でチームを引っ張る活躍を見せて15-15で2Qを迎える。

 

そして2Q、互いに激しいディフェンスを展開するが、その中で桜花学園の#6平下結貴、#4朝比奈が着実にポイントを奪っていく。一方、明星学園は速攻でのシュートミスをするなど、なかなかフープの中にボールが入らない。桜花学園は#7前田心咲の4本のフリースローなどでじりじりとリードを広げ、残り2分で29-21としたが、#76梅村のフィールドゴール、#18池田の3Pシュートが立て続けに決まり、29-26、桜花学園が3点リードでハーフタイムを迎えた。明星は、留学生コンビ、#47アディクペ エスター、#85アダム アフォディヤが共に前半だけで3ファウルとなっている。

 

迎えた後半、桜花学園は3Q開始3分半で12-2とラッシュ。#4朝比奈、#6平下、#5伊波美空、#7前田、#9横山智那美が得点を奪い、明星学園のシュートを7本中1本成功に抑えて41-28と13点差をつける。すると残り5分を切ってから、今度は明星学園が猛追。#18池田、#58酒井、#33菅野響の活躍で16-6と一気に返して、明星学園の44-49で最終クォーターへ。

 

4Q開始直後、桜花学園は#6平下、#9横山、#5伊波のシュートが決まって59-46と2ケタ差に広げる。明星学園は#47アディクペ、#33菅野、#18池田、#58酒井、#76 梅村が得点をあげ、残り2分17秒で59-67と8点差まで迫る。その後も、桜花学園に激しいプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出すと、残り6秒、#33菅野の3Pシュートで68-70に。しかし、追い上げもそこまで。桜花学園が70-68で苦しい試合をものにした。

 

桜花学園は、#4朝比奈が24得点でチームトップ。さらに#6平下が17得点、#5伊波

が11得点、#7前田が10得点をマーク。明星学園は#18池田が18得点、#58酒井が15得点、#33菅野が14得点、#76梅村が13得点をマークしている。

 

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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