【ウインターカップ2019】京都府予選は男子・東山と洛南、女子・京都精華学園が冬への切符を掴む!

 11月3日に京都・宝が池運動施設体育館で行われた第79回京都府高等学校選手権大会最終日。男子・東山、女子・京都精華学園がそれぞれ優勝を飾り、男子準優勝の洛南を合わせた全3校が、12月に開催されるウインターカップ出場権を獲得した。

 

 男子は東山が近畿大会で優勝したことにより、今年はウインターカップ出場枠が2校となった。最終日となった今日は府内最大の注目カード、東山-洛南の対戦が行われた。試合の主導権を握ったのは東山。序盤から得意とするトランジションゲームで洛南に襲いかかると、1Qを21-9と2桁リード。インサイドで#9ピエールが守護神として君臨し、#4松野、#7中川がコート狭しと走り回る。そこに司令塔の米須が絶妙なアシストパスを連発するお馴染みの展開を見せた。

 

(勝負どころで見事な活躍を見せた東山#5脇阪)

 

 対する洛南は主軸となる#5星川、#11小川が東山の徹底マークに遭い、なかなかリズムを作り出すことができない。さらに、東山の#5脇阪に要所で3Pシュートを許し、最終スコア90-61。試合後、米須は「昨日の京都両洋戦ではなかなか早い展開が出せなかったけど、今日は持ち味を出すことができた。洛南戦は特別で、昨日もなかなか寝付けなかったです(笑)」と笑みを見せた。

 

 女子は京都精華学園に紫野が挑む展開に。序盤は紫野が食らい付き、京都精華の背中を捉えながら試合が進んだ。京都精華がキーマンの一人、#10荻田がファウルトラブルに陥ったことも影響し、重い立ち上がりに。それでもエースの#4高橋、#6関、荻田に変わってコート入りした#11柴田らを軸に徐々にギアを上げ、前半を終えて52-33。

 

(#4高橋、#10荻田の活躍は京都精華学園にとって必要不可欠)

 

 紫野も懸命なディフェンスで食い下がるも、点差はみるみる開き、最終的には106-64と、京都精華が100点ゲームで府予選を締めくくった。ファウルトラブルの中、15得点を挙げた荻田は「チームとしてはいい形で勝てたと思います。3年生にとっては最後のウインターカップ。気持ちよく送り出してあげられるように頑張りたい」と、思いの丈を口にした。

 

(月刊バスケットボール)



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