大学

2019.07.02

【最優秀選手賞インタビュー】関東大学女子新人戦、「誰からでも愛される選手を目指して…」東京医療保健大#5パレイ ノリコ

 5月25日~6月16日、日体大ほかで関東大学女子新人戦が行われた。本大会は6月25日発売8月号で掲載していますが、本誌に全てて載せきれなかったインタビューを掲載。

 

パレイ ノリコ(東京医療保健大/2年/180cm)

 

 今大会、最優秀選手賞を受賞し、常に体を張ってチームを引っ張ったパレイ。新人生決勝ではスタート出場で、21得点という活躍を見せた。明星学園高出身の彼女は以前からパワーのある選手で、あれから2年経った今は走力を生かしたプレーでもチームに貢献した。

 インタビュー時、常に明るく答える姿は、東京医療保健大の“ポジティブキング”と名付けても過言ではないだろう。今後もさらに進化を遂げていく、彼女の姿に期待したい。

 ぜひそのインタビューをご覧ください。

 

――新人戦を振り返って感想をお願いします。

 正直、最初はどうなるか不安でした。でも、試合を重ねていくたびに息も合ってきていたので、そこは良かったかなと思います。

 トーナメントから新人戦を迎えるまでの時間、2年生の私たちがダメなとき上級生から「今、2年生がしっかりしないといけないんだよ」「もっとこうしていこうよ」と声を掛けてもらって、本当に先輩たちからも支えてもらいました。

 

――今大会での一番の収穫は?

 トーナメントでは弱気になっていた部分がありました。新人戦では、自分がこうすれば絶対に良いパフォーマンスができるっていうのが分かったので、改めて自分の役割、仕事を再確認できた大会だったと思います。

 玉城さん(耕二/アシスタントコーチ)から、「ノリコにしかできないことがある」という言葉をかけてもらって、私は「2年生だからやらないといけない」っていう考えになっていました。でも自分の仕事をやれば、それがチームのためになるんだなと思い、改めて「私にしかできないこと」を確認できました。

 

――最優秀選手賞を受賞して、今の気持ちはいかがですか?

「何もしていないのに表彰された」という気持ちが強いです。焦りました(笑)。突然過ぎて、先輩の方を見てしまったんです(笑)。

 

――今回の経験をリーグ戦、インカレへとどう生かしていきたいですか?

 今回の大会で、気持ちの面は一番成長できたかなと思います。今まで、自分からボールを要求することはなかったのですが、「自分はこうしたい」「こうしてほしい」というのが、1、2年生同士でも常に言い合っていました。

 今後、上級生が加わっても私も仲間に要求するし、仲間からも要求してきてくれる関係になれればさらにチーム力も上がってくるのかなと思います。

 

――今、大学2年生ですね。今後どういう選手を目指していきたいですか?

 コートの上でも、私生活の面でも"誰からでも愛される選手"になりたいです。ただバスケットボールがうまい選手より、人間性に魅力がある選手を目指していきたいです。

 

(月刊バスケットボール)



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