【最新・月刊バスケットボール7月号】チーム作りの達人たち(三島正敬/浜松開誠館高)
――選手とコーチ、お互いの思いの共有が大事なのですね。
「私も勝ちたいし、もちろん選手たちも勝ちたいと思っています。そのお互いの思いをどうすり合わせていくかということにとても時間をかけました。変わらないものを変える労力よりも、変えられるものに力を入れようと。そして、変えられるものは何だろうと考えたときに、選手ではないんです。自分の選手への関わり方、自分の思い、自分の指導の質を変えるということなんですね。だから最初は苦しかったです。うそ偽りなく本気でぶつかりました」
――その苦しさを乗り越えることができたのはなぜですか?
「バスケットに対する情熱です。それは絶対誰にも負けたくないものです。バスケットに懸ける情熱がなくなったら、私はここにいないと思います。それがあるから苦しいことも乗り越えられたと思っています。『過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来』だと選手には伝えています。ですから指導者自身も、どう自分を変えるか、いろんなマネジメントは指導者自身が変えるものです」
*インタビューを一部抜粋。続きは『月刊バスケットボール7月号』へ。