【最新・月刊バスケットボール6月号】『SLAM DUNK』井上雄彦氏が平成を語る!

 4月25日(木)発売の『月刊バスケットボール6月号』は、「平成を彩ったストーリー」と題して、平成31年史を大特集! その中で、 『SLAM DUNK』(1990~96年)をはじめ数々の名作を生み出してきた漫画家・井上雄彦氏に、平成時代を振り返ってもらった。ここでは特別に、その一部を掲載!

 

『スラムダンク』の連載は

「幸せな記憶しかない」

――井上さんは1988(昭和63)年に『楓パープル』で手塚賞を受賞し、翌年、平成の始まりとともに『カメレオンジェイル』で週刊少年ジャンプの初連載となりました。改めて今、当時のことを振り返っていかがですか?

 

 漫画家として初めての連載でしたから、非常に濃い日々でした。“毎週毎週、自分の漫画を描く”という初めての経験が、濃縮された日々だったなと。それに『カメレオンジェイル』は12週で打ち切りだったので、短く濃かったですね(笑)。1週間のスケジュールのやりくりも、やりながら身に付けていく感じでした。連載前に『シティーハンター』の北条司先生のところでアシスタントを少しやらせていただいて、“こうやって回せばうまくいくんだな”というのを見て知ってはいたのですが、実際にやってみると思うようには全然できなかったですね…。

 

――その後の90(平成2)年、23歳のときに『スラムダンク』の連載がスタートしました。

 

 

 



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