Bリーグ

2025.10.30

大塚裕土(アルティーリ千葉)が今季限りでの引退を発表


会見に登壇した新居代表(左)と大塚(右)


☆株式会社アルティーリの新居佳英代表取締役CEOコメント要約

アルティーリ千葉創設の2021-22シーズン、B3の時代からキャプテンとして、プレーヤーとして、チームの中心人物として引っ張ってきてくれた大塚選手は、「ミスター・アルティーリ」といっても過言ではありません。キャプテンとして新しくできたばかりのチームを引っ張ってくることには、とてつもない苦労があったと思います。その困難を一手に引き受けながらここまでリードしてきてくれた、本当にアルティーリになくてはならない柱のような存在だと思っております。

アルティーリ千葉は世界中のファンを魅了するクラブを作るというビジョンでスタートしました。大塚選手はこのビジョンに共感して、チームをどう作っていくかというところから一緒に議論をさせていただきながら、本日この場までアルティーリ千葉を作ってきた同志です。私としても引退は非常に残念で寂しい思いですが、彼の決断を尊重し、ここから先の今シーズン、我々としても彼を全力でしっかりとサポートしてまいりたいと思っております。また、引退後もアルティーリのファミリーとして、何らか一緒に関わっていければと思っており、また時期が来たらお話しさせていただければと思います。





☆大塚裕土コメント要約

アルティーリに創設から関わらせていただいて、きっとアルティーリで引退するんだろうなと常々考えていました。新居社長の下、このクラブが人々を魅了するクラブになれるように、毎年自分なりに一生懸命貢献してきたつもりです。今シーズンをB1で戦って引退という形になりますが、まだシーズンは始まったばかりですし、チームがステップアップできるようにできることを全力でやっていきたいと思います。

プロとして16年目、B リーグのいろんなクラブで経験を積ませていただいて、オールスターにも4回出させていただきましたし、川崎ブレイブサンダース時代には天皇杯で優勝もしました。本当にいろんなことがあったキャリアですけれど、自分は今まで学んできたこと全てをチームとクラブに還元して、このクラブで(キャリアを)終えたいと思いました。この決断を皆さんの前で発表できたことは本当に幸せで、感謝しています。

まだシーズンは始まったばかりなので、1秒でも長くコートに立てるように、日頃からしっかりと準備していきたいと思います。

——昨季、出場機会を減らしながら個人タイトルを取ってチームのB1昇格に貢献した後、現在はBプレミアでプレーできるチャンスもある状態で、なぜ引退の決断になったのか?

正直に言えばもう1年、Bプレミアが始まるシーズンにチャレンジしたい気持ちはありました。B2だとしても 2年連続で3P王のタイトルを取って、特に昨シーズンはベンチから出てきて平均出場時間14分程度でのタイトル奪取。普通ではあり得ないことができたと思います。

でも、今のチームで求められることと自分のパフォーマンスがなかなか噛み合わない現状で今季を戦い、レギュレーションも大きく変わるBプレミア入りを前にクラブが編成を決めるときまで待って、どうなるかわからない状況で「今シーズンが最後だったんだ」という形にはなりたくありませんでした。いい状態で辞めることを明かすことで、ファンの皆様にも 1 年間「このシーズンで引退する」とういう思いを持って見てもらえるかなと。家族にも、新居社長や北舘洋一郎GM 、代理人にも相談させていただいて、自分の意思でこのクラブを最後に引退したいと伝えました。





文/柴田健

タグ: アルティーリ千葉 大塚裕土

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