月刊バスケットボール7月号

Wリーグ

2024.04.05

日本を代表する司令塔・町田瑠唯、Wリーグのプレーオフへ

富士通にとって17年ぶりの
レギュラーシーズン1位通過


Wリーグは3月17日のレギュラーシーズン最終戦まで上位チームの順位が確定しない激戦だったが、プレーオフに進出する上位8チームは1位/富士通 レッドウェーブ、2位/デンソー アイリス、3位/ENEOSサンフラワーズ、4位/トヨタ自動車 アンテロープス、5位/シャンソン化粧品 シャンソンVマジック、6位/トヨタ紡織 サンシャインラビッツ、7位/日立ハイテク クーガーズ、8位/アイシン ウィングスになった。そして、3月30日、31日に高崎アリーナで行われたプレーオフのセミクォーターファイナル、クォーターファイナルではENEOS、シャンソンが勝ち上がった(ステップラダー方式のため、富士通、デンソーはセミファイナルから登場)。そこで17年ぶりにレギュラーシーズン1位の座をつかんだ富士通の司令塔・町田瑠唯に最終戦の感想、プレーオフへの思い、そして、第25回公式プログラムの巻頭企画、Wリーグ総選挙の“ゲームメイク部門”で1位に選出された気持ちをインタビューした。

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レギュラーシーズンの最終戦でシャンソン化粧品と対戦した富士通は、司令塔の町田がチームをコントロールし、食らいついてきたシャンソンを振り切った。町田は12月14日の皇后杯(準々決勝)で左足首を痛めて、2月24日の山梨クィーンビーズ戦で復帰。その後、プレーオフに向かって徐々に調子を上げている状況の中での最終戦で、町田のあげたアシストは13本。赤木里帆の3Pシュートや、ベテラン宮澤夕貴の得点を引き出すなど、本来の見事なパスを見せくれた。



――まずはレギュラーシーズン1位通過の率直な感想をお話しください。

「タフなゲームを勝ち切れた(70-63)ことはチームにとってすごくプラスになりましたが、内容的にはあまり満足していませんし、自分のアシストについても全然意識していなかったです。ただ個人的にはシュートの感覚があまりよくなかったので、(今日のシャンソン戦は)できればそちらの調整をしたかったというのはありました。でも、その分みんながシュートを決めてくれたり走ってくれたりしたので、そこで得点できたのはよかったです」

――(シャンソン戦は)内尾聡菜選手が欠場していました。BTテーブス・ヘッドコーチが、『内尾の存在の大きさを選手たちは感じたのでは?』とおっしゃっていましたが……。

「それは私が一番感じていたと思います。ディフェンスの面では要になってくれていて、絶対に必要な存在です。オフェンスでもチームのエースと同じくらいの活躍をしてくれています。もちろん内尾を必要とするタイミングはあると思いますが、でもその分、他の選手が踏ん張ってできないところはカバーしてやっていたので、チームの層としてレベルアップしていけるのではないかと思います」





――テーブスHCが『自分と町田はレギュラーシーズンで1位になったことがないから』とおっしゃっていましたが、町田選手にも1位のこだわりはありましたか?

「そうですね。レギュラーシーズン1位は私も初めてのことですごく素直にうれしいですけど、正直、これがゴールではありません。これからが本当に大事になってくるので、そこで優勝を取れるように挑みたいと思います」

――レギュラーシーズンを振り返って、またプレーオフに向かってひと言お願いします。

「今シーズはケガでチームにすごく迷惑をかけていましたから、復帰して戻った時には今まで以上にチームに貢献できるようにというのを心がけてやってきました。プレーオフについては、どの相手との対戦でも自分たちのやるべきこと、自分たちのバスケットを、誰が出てもできるようにしたいです。あとはレギュラーシーズンで残った課題をしっかり修正して、プレーオフに向けてチームとしてステップアップしていけるように頑張っていきたいと思います」






取材・文/飯塚友子、写真/ⓒWリーグ

タグ: 町田瑠唯

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