Bリーグ

2024.02.26

富樫勇樹と西田有志のトップアスリートとしての“こだわり”


気にしないことがこだわりの富樫
睡眠を重視する西田

──トッププレーヤーとして、コンディション維持のために気を付けていることは何でしょうか?

西田 極論、全部ですけど、疲れを残さないように早く寝るようにはしています。寝るだけで疲れが取れるかと言われればそうではないと思いますが(笑)。寝る前にストレッチをしないといけないし、食事もしないといけないですが、特に寝る時間を確保することはすごく大切にしています。一番は睡眠時間を8時間しっかりと作ることですね。

富樫 僕、何にもないんですよね、寝る時間も食事も。僕の中ではこれ以上、何かに気を遣うと気持ちやメンタルに影響するというか。(選手としては)うまくなるかもしれませんが、自分の高いパフォーマンスを出せるかとなったときに、ストレスになる。そういうものを僕は感じたくないので。
 普通は気になると思うんですよ。例えば前日に5時間しか寝ていなくてその試合がダメだったとしても、僕は睡眠時間のせいだと思わないです。食べ物でも、これを食べたからダメだったという記憶が人生で1回もないです。何かのせいだと思わないので。でも、気にする人は気にするだろうし、気になるのであれば気を遣った方がいいです。僕は気にしないです。

西田
 いやぁ、それってすごいことですよ。「気にしない」と言うのは簡単ですが、実際はめちゃくちゃ難しいじゃないですか。僕は寝られなかったらそれがストレスですよ。8時間睡眠の次の日が4時間睡眠だったら間違いなくストレスになるので絶対に無理ですから。そう考えたら富樫選手の考え方の方が絶対にストレスがないです。僕は毎日、「これやらな、あれやらな」と過ごしているから時間がないんですよ(笑)。

──そんな中でもお二人ともにザムストのサポーターを着用しています。サポーターに重視する点は何でしょうか?

西田
 中高生でサポーターを着けていてうまい選手っているじゃないですか。最初はそれに引かれて着け始めました。でも、僕はロングスリーブまではいらなくて、前腕に圧迫感や緊張感が常にあってほしいと思っていたんです。それで、ザムストさんに前腕だけのアームスリーブを作っていただきました。それからパフォーマンスがずっと維持されていて、個人的には良いなと思っています。

富樫
 僕はブレイブパッドショーツを毎試合履いています。今まで20年以上バスケをやってきて、太ももに相手の膝が入る、いわゆる“モモカン”が多かったんです。それが起きるのは仕方のないことなので、起きたときに痛みや衝撃を軽減できるようにということでずっと履いています。プロとしてコートに立つことには強いこだわりがあるので、多少ケガをしていても出場しますし、実際に今はBリーグでも連続出場記録はかなり長い方です。コートに立ち続けたいという思いは強いですね。



──ブレイブパッドショーツは富樫選手の要望で生まれた商品だそうですね。

富樫 そうなんです。かなり厚みがあって、パッドが付いている範囲も広げてもらいました。しっかり厚みを出して衝撃を吸収してくれます。パッドについては範囲もそうですが、太もも以外にもいろいろなところに膝が入る可能性はあるので、プレーに支障がない範囲でお尻や尾てい骨まで広げてもらいました。

──ブレイブパッドショーツをどんな選手にオススメしたいですか?

富樫 やっぱりガードの選手が切り込んでいくときには、相手とある程度の身長差があります。なので、相手の膝が太ももに入るのかなと思うので、特にガードの選手にケガ予防として試してもらいたいですね。

──特に相手選手がスクリーンをかけたときに、ディフェンス側の選手がそれを抜けていくタイミングで太ももに膝が入ると聞きます。

富樫 はい。それでも何回もピックを仕掛けられる場合がありますし、仕方のないことでもあります。相手はスクリーンをかけようとして、こちらはそれを抜けようとするので、ちょうど当たりやすいです。だからこそ、特にガードの選手は着けた方がいいのかなと思いますね。



──この競技だからこそ磨かれた、体の自慢の部位はどこでしょうか?

富樫 僕、1つしかないです。お尻です。トレーナーにもケガをしない要因の全てはお尻にあると言われます(笑)。どうやらお尻がほかの弱いところを補っているみたいです。

西田
(笑)

富樫 筋肉の付き方というか。めちゃくちゃプリッとしているらしいです。逆に「お尻以外は一般人」だと言われます(笑)

西田
 僕もお尻は大きい方ですが、下半身を鍛えていますね。上半身は鍛えようと思えばいくらでもできると思っていますが、下半身はここ数年ずっとトレーニングをしています。バレーボールってキューバ人の選手がすごい跳ぶんですけど、キューバ人のお尻がすごく上向きらしいんですよね。僕はそれと同じと言われて(笑)

──お互い私服のコーディネートも大変ではないですか?

西田
 お尻でサイズを合わせたら大変ですね。でも足などで合わせようとすると逆にお尻が入らないとか(笑)。だからあまり高い服は買わないです。

富樫 僕は西田選手ほど気にしなくてもいいかもしれません(笑)

──では最後に、ザムストの印象を教えてください。

富樫 僕の中では最初に試したサポーターのブランドで、学生時代にはザムストのサポーターを着けている選手が周りにたくさんいました。僕自身、今はブレイブパッドショーツにかなり守られて安心しながらプレーできていますね。

西田 僕も富樫選手と一緒で、中高生の頃はサポーターといえばザムスト。当時から「これ!」という用途に合うサポーターがザムストにはありましたし、今はスリーブと太もものサポーターを使っていますが、それがあって今の自分があります。「この部位のサポーターが欲しいな」となっていろいろ調べたときに最初にヒットするのはザムストの製品であることが多い。そういう印象がありますね。




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