琉球ゴールデンキングスのEASL第3戦プレビュー——アレン・ダーラムの古巣メラルコ・ボルツと11/15(水)に沖縄アリーナで対戦
ダーラム、タマヨらフィリピンゆかりのスターに注目
両チームの対戦には単なる勝敗と別の見どころもある。おもしろいのはダーラムで、実はメラルコは彼にとっての古巣。フィリピンでプレーした2016年から2020年までの間に、ダーラムはPBAガバナーズカップの最優秀外国籍プレーヤー賞を3度受賞しているのだ。相手のトリッリョHCもダーラムのことはよく知っている。
その観点から、今回も琉球の外国籍のうち誰が登録されるかが一つの興味の対象となるだろう。もちろんダーラムがプレーするなら、特徴をよく知るメラルコがどのような対策をしてくるか、ダーラムがそれをいかにして打ち破るかもおもしろい見どころだ。
フィリピンのクラブとの対戦といえば、身長202cmで万能タイプのフォワードとして頭角を示しつつある、同国出身のカール・タマヨもスポットライトを浴びる存在だろう。昨シーズン琉球でプロデビューを果たしたタマヨは、ルーキーとしては15試合のみの出場(チャンピオンシップでの1試合を除く)で、出場時間も8分13秒にとどまっていたが、今シーズンは現時点ですでに14試合に平均15分16秒出場している。
成長著しいカール・タマヨが祖国のチーム相手にどんなプレーを見せるか楽しみだ(写真/©B.LEAGUE)
昨シーズンと異なるエリアの一つは決定力で、フィールドゴール成功率が25.9%から45.0%にジャンプ。平均4.8得点はまだまだ満足するには遠いだろうが、リバウンドも1.3本から3.4本に大幅な向上を見せており、着実な成長の跡が見られる。トリッリョHCは「タマヨとのプレーも楽しみです」と語っていたが、タマヨがコートに立つ時間帯には、彼自身もメラルコも一段と入魂のプレーを披露してくれるに違いない。
☆EASL琉球ゴールデンキングス第3戦 vs メラルコ・ボルツ
日時・会場: 11月15日(水) 19:00~ @沖縄アリーナ
ライブ配信: U-NEXT
EASL公式サイト(琉球 vs メラルコ戦ライブスタッツページ)
なお、両チームが再び対戦する12月13日の一戦は、「メルコ・スタイルプレゼンツ Clash of the Champions」と題して、新たにEASLとスポンサーシップ契約を締結した冠のメルコリゾート&エンターテインメントがマカオに所有する統合型リゾート、スタジオ・シティで開催されることが13日に発表されている。
--{EASL琉球ゴールデンキングス第2戦 vs ソウルSKナイツハイライト映像}--
文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)
タグ: 琉球ゴールデンキングス EASL