日本代表ベネズエラ戦後会見Q&A 渡邊雄太「ディフェンスでは河村が、オフェンスではマコが引っ張ってくれました」【W杯バスケ】

渡邊「ここにいるべきはマコ(比江島)です(笑)」


<英語Q&A>
Q.試合の感想をお願いします。

渡邊
「正直にいうと、ここにいるべきはマコ(比江島)です。オーストラリアでプレーしていたし、英語を話せるはず(=英語の質問にも対応できるはず)なんだけど。なぜ私がいるのかわかりません(笑) とはいえ素晴らしい勝利だった。ベネズエラは才能も経験も豊富な選手が多いチームでした。タフな試合だったけど、僕たちは決してあきらめずに40分間戦って勝利することができたと思います」

ホーバスHC「自分たちがやっていることを続けるのは、選手たちにとってとてもガッツのいること。それがうまくいかなかった。2Qから 3Qにかけて雄太(渡邊)がほっとになって、ディフェンスが外に広がりました。このシステムでは2人ホットな選手がいれば、オープンが生まれます。だから河村のペイントアタックが生まれたのです。相手をファウルトラブルに落とし入れて、自分たちのリズムも良くなりました。ファンも素晴らしかったです。彼らなしでの勝利はなかったと思います。応援は日本のバスケットボールにとって素晴らしい勝利です。私たちはまだ学んでいる過程。だけど、こういう試合、このプロセスを経てどんどん良くなるために必要。素晴らしい経験だったと思います」


Q.チームがリズムに乗れなかった時に、比江島選手が熱くなって得点できるようになったと話していました。先日も読む力があると言っていましたが、なぜ彼は得点できたのでしょうか?

ホーバスHC「ベテランの彼で目の前のことだけを見るのではなく、もっと大きな視野で見ています。だから、得点できてないというところをわかったうえで、アクションを起こしたんだと思います。フィンランド戦も素晴らしかったし、今夜も素晴らしい働きでした。オーストラリア戦ではうまく行きませんでしたが、今日大活躍してくれた。彼のガッツは賞賛に値します。彼がチームを目覚めさせてくれたし、勢いを付けてくれました。4年前(前回大会)では結果に対して自信をなくしたと言っていたけど、今回、また立ち向かってくれて本当に素晴らしいプレーを見せてくれました」






Q.渡邊選手は比江島選手について「実力どおりのプレーをすれば、世界の誰とでも互角に戦える」と言っていましたが、どう思いますか?

ホーバスHC「ええ、できると思います。時々、ドライブでトラブルを起こしたり、フィジカルの強いディフェンダーにドリブルを乱されることもあります。それが唯一、彼が改善しなければならない部分だと思うけど、諸刃の剣ですからね。彼のドライブは、僕が知っている他のどの選手とも違うんです。スピンを使ったり、フットワークを生かしたり、すべてがちょっと違うんです。時にはディフェンスに掴まることもありますが、今夜のように、試合を救うようなプレーをやってのけてくれます。彼の努力、3Pシュートやペイントでの得点能力、あれだけのことができる選手はそうそういないと思います」

Q.もう一問、比江島選手のシュート決定力についてはどう思っていますか?

ホーバスHC「彼のスリーは6/7でした。そこが勝負の分かれ目になったと思います。ドライブばかりするのではなく、もっと3Pシュートを打ってほしかったですね。それが必要だし、彼は最も安定しています。彼と富樫(勇樹)は、この2ヵ月間、最も安定した3ポイントシューターでした。だからこそ、うれしいです」

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写真:石塚康隆(月刊バスケットボール)

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