月刊バスケットボール6月号

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2023.06.14

【WUBS 2023】山﨑一渉の背中を押すチームメイト、クアンとKGに注目 - ラドフォード大(アメリカ)オンライン会見での一問一答

©️Radford University Athletics

8月10日(木)から13日(日)に国立代々木競技場第二体育館で開催されるWUBS(Sun Chlorella presents World University Basketball Series=ワールド・ユニバーシティー・バスケットボール・シリーズ)に出場するラドフォード大(NCAAディビジョン1ビッグサウス・カンファレンス)が、6月8日にオンライン会見で日本のメディアと交流した。


ここでは、会見に参加したダリス・ニコルズHC、ダクアン・スミス(4年、ガード)、ケニオン・ジャイルズ(2年、ガード)、山﨑一渉(2年、フォワード)の4人のうち、最上級生としてチームをけん引する”クアン“ことスミスと、山﨑の同級生で昨シーズン開幕から得点源として活躍した“KG”ことジャイルズが日本メディアと交わしたやりとりをまとめて紹介する。

スミスは昨シーズン前にラドフォード大に転入してきたガードだ。それ以前に在籍していたマレー州大では、1年生時にジャ・モラント(現NBAメンフィス・グリズリーズ)とチームメイトだった。足首の故障で出場が3試合にとどまったこのシーズンと、ラドフォード大転入直前の2021-22シーズンの二度、NCAAトーナメントの舞台を経験している。1年目の故障によるレッドシャツ登録とコロナ禍にNCAAが採用した競技参加資格延長規定により、スミスは今年が学生アスリートとしてキャリアの6年目。2022-23シーズンはチームトップの平均13.9得点で、3P成功率も40.4%と高確率。カンファレンスの週間最優秀プレーヤー賞にも二度輝いた。


ダクアン・スミス(DaQuan スミス: ) ラドフォード大(4年)#1 G 185cm/88kg ミシシッピ州ホリー・スプリングス出身(写真/©️Radford University Athletics)

ジャイルズは2022-23シーズンにカンファレンスの週間最優秀フレッシュマン賞を4度受賞するなど、華々しいNCAAデビューを飾った。数字としても、平均8.4得点は1年生ながらチーム4位の数字。特に、カンファレンス外の強豪との対戦が続いたシーズン開幕からの5試合で立て続けに2桁得点を重ねた活躍は、ラドフォード大にその後の躍進につながる勢いをもたらした。最終的にカンファレンスのオールフレッシュマン・チーム入り(ベスト5選出)も果たしており、山﨑とともに2年生となる2023-24シーズンにはさらなる飛躍が期待される存在だ。

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Sun Chlorella presents World University Basketball Series大会公式サイト


ケニオン・ジャイルズ(Kenyon ジャイルズ: ) ラドフォード大(2年)#3 G 180cm/75kg バージニア州チェサピーク出身(写真/©️Radford University Athletics)


柴田 健/月刊バスケットボールWEB

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