【第2回WUBS】東海大シーガルス陸川 章監督 - 「グッドディフェンスでそう簡単にはやられないぜという気持ちを表現したい」
初戦の相手はNCCU(チャイニーズ・タイペイ)、次戦でラドフォード大と対戦の可能性
現時点でロスターの核となっているのは、まずガード陣がキャプテンの黒川、スプリングトーナメントでも豪快なダンクで会場を沸かせたハーパー ジャン ローレンス ジュニア(3年)、そして轟 琉維(1年)の3人。ウイングとビッグマンでは、スプリングトーナメントの8強以上の3試合(準々決勝、5-8位決定戦、7位決定戦)でチームトップの平均12.3得点を挙げたシューティングガードの西田公陽(4年、SG)、柔軟性の高いオフェンスやリバウンドでの奮闘で力となっていた江原信太朗(4年)、ベンチから登場して上記3試合でチーム最高の平均6.0リバウンドを記録した君座武志(2年)ら。登録メンバー15人中の最長身だった1年生の横山蒼太(195cm、PF)もスターターとして起用されており、まだ数字に現れるような存在感はないものの今後の成長が期待される存在だ。
彼らのステップアップはもちろんだが、黒川が言うように総合力で今年度の各大会を勝っていくには、部員全員の成長がカギとなるだろう。その意味でも、ユニークかつ強烈な体験をできるWUBSは、意欲の源となるに違いない。
江原信太朗の攻守における力強いプレーはWUBSで東海大が好成績を収めるには欠かせない(写真/©月刊バスケットボール)
☆スプリングトーナメントの登録プレーヤー
※記載は左から背番号、名前(学年、出身校)、ポジション、身長(cm)/体重(kg)
#0 黒川虎徹(4年、東海大諏訪) PG 177/72
#1 元田大陽(4年、北陸学院) SG 190/82
#2 轟 琉維(1年、福岡第一) PG 169/66
#3 ハーパー ジャン ローレンス ジュニア(3年、福岡第一) PG 181/80
#4 中川知定真(1年、東海大諏訪) PF 192/92
#10 ルーニー慧(1年、正智深谷) PG 183/76
#11 久朗津 広野(2年、東海大札幌) PF 190/83
#16 西田公陽(4年、福岡大附大濠) SG 186/80
#17 横山蒼太(1年、実践学園) PF 195/87
#20 神戸辰郎(1年、東海大相模) PF 192/190
#23 君座武志(2年、宇都宮工業) C 188/95
#25 江原信太朗(4年、実践学園) F 192/89
#26 小林 巧(3年、神戸村野工業) PG 183/73
#38 御林広樹(3年、東海大相模) PF 188/89
#77 直井隼也(1年、北陸学院) SG 183/73
日本の大学かいでは、ポイントガードのポジションでずば抜けた身体能力の高さを持つハーパー ジャン ローレンス ジュニア。海外の強豪相手にどんな活躍を見せるか注目だ(写真/©月刊バスケットボール)
東海大が第2回WUBSの初戦で戦うのは、昨年のWUBSでも対戦したチャイニーズ・タイペイの国立政治大学(NCCU)だ。昨年は東海大が90-74で勝利したが、その後国内の大学リーグUBAで3連覇を達成して士気もいっそう高まっているはずであり、今回はさらに面白い試合になるだろう。
仮にNCCUに勝利できたとすると、次の対戦相手は高麗大(韓国)とラドフォード大(アメリカ)の勝者が相手。もしNCCUに敗れた場合には、この両チームの敗者が相手となる。
仙台大明成高出身の山﨑一渉が所属するラドフォード大との対戦が、両チームが勝った上で実現すれば、それは決勝進出をかけたビッグゲームにもなる。見どころの多い試合になるのは間違いないが、陸川監督は「うちは大きくはないけど、グッドディフェンスでそう簡単にはやられないぜという気持ちを表現したいです」と強豪チームとの対戦に意欲を見せている。
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