【大学バスケ】第2回WUBSが東海大、白鷗大、山﨑一渉所属のラドフォード大など8チーム出場で8月に開催決定
様々な可能性を秘めたWUBS、昨年はアテネオ・デ・マニラ大が初代チャンピオンに
WUBSは大学バスケットボール界の“チャンピオンズリーグ”と呼べる試みで、国際経験の機会を創出することにより次世代の育成に寄与することを狙いとして昨年始まった大会だ。東京・渋谷という世界的にも広く知られるクールな街に若者が集い、1964年の東京オリンピックでバスケットボールの試合会場でもあった日本のバスケットボールの聖地、国立競技場代々木第二体育館で情熱をぶつけ合う。
☆Sun Chlorella presents World University Basketball Series大会公式サイト
昨年大会の東海大-アテネオ・デ・マニラ大戦より(写真/©WUBS)
異なる文化や社会的背景に生きる学生やスタッフが交流し、世界の多様性に触れることを通じて、人間的な成長を促すことも期待するものの一つ。また、AMBITION(情熱や真剣勝負を大切にする)、EMPOWERMENT(ポテンシャルや高いスキルを披露する機会を創る)、AUTHENTICITY(格別にクオリティの高い大会を提供する)という3つの言葉を、大会を通じて体現すること目標として掲げ、将来的な発展を目指す。
昨年の第1回大会は今年も出場している東海大、アテネオ・デ・マニラ大、国立政治大のほかにペリタハラパン大(インドネシア)を加えた4チームで1回戦総当たりのリーグ戦を行い、2戦2勝同士の対戦となった最終日の東海大とアテネオ・デ・マニラ大の一戦を68-59で制したアテネオ・デ・マニラ大が、3戦全勝で王座に就いた。
☆昨年大会レポート第1回WUBSは東海大を破ったアテネオ大が優勝
当時東海大のキャプテンだった松崎裕樹(現横浜ビー・コルセアーズ)は、準優勝で大会を終えた後、「チームでは初めての国際試合。体が大きく動ける選手とできたことはいい経験でした。こういう機会を設けていただいたことがうれしいです。何よりも体のぶつかり方、ファウルの鳴り方等、国際基準を肌身で感じられる良い機会となりました」とのコメントを残している。陸川 章監督も、「こういう経験は大きい。海外チーム相手に通用するのか、ぜひいろいろ試していきたい」とこの大会に秘められた価値の大きさを語っていた。
様々な意義を持つWUBSは、この夏バスケットボール・ファンが見逃せない注目のイベント。今年はどんなドラマを提供してくれるか、また今後どんな発展を見せてくれるか注目だ。
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取材・文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)