月刊バスケットボール6月号

3x3女子

2023.04.03

元ユニバ日本代表、小池真理子(TOKYO DIME)が現役活動に終止符

3x33人制バスケットボール)の強豪クラブTOKYO DIMEの女子チームで4シーズンに渡りの中心として活躍してきた小池真理子が、今シーズン限りで現役を退くことを、同クラブが331日に発表した。


小池は愛媛県出身で、鹿屋体育大学在籍時の2009年にベオグラード(セルビア)で開催されたユニバーシアードに日本代表として出場し、2013年にはWリーグのトヨタ自動車アンテロープスで皇后杯獲得に貢献するなど、5人制でも活躍したプレーヤーだ。

トヨタ自動車では2010年からの在籍3シーズンすべてでファイナル進出も果たしている。アベレージとしてはレギュラーシーズンが平均4.2得点に1.9リバウンド、プレーオフでは1.4得点に1.0リバウンド。3P成功率で自身のWリーグにおけるキャリアハイとなる31.3%を記録した2011-12シーズンには、JXサンフラワーズ(現ENEOSサンフラワーズ)を相手に戦ったファイナルの4試合中3試合でスターターを務めるなど重責を担った。

TOKYO DIME入りは、女子チーム創設2年目の2019シーズン。178cmのすらりとした長身と持ち前のシュート力を生かし、2Pショットでもペイント周辺の攻防でも存在感を発揮し、マルチに活躍できるエースとして加入直後からチームの柱となった。小池が在籍した4年間で、TOKYO DIME3x3.EXE PREMIER CUP優勝1回(2020年)、第63x3日本選手権大会準優勝(2021年)、JAPAN TOUR EXTREME FINAL準優勝(2021年)、三井不動産 3x3 JAPAN TOUR 2022 FINAL 3位(2022年)など、ハイレベルな結果を残している。

誰よりも勝利にこだわるストイックな姿勢が信頼につながり、小池は最後のシーズンにチームキャプテンを務めている。コート上では言いたいことをはっきりと伝えられるリーダーだが、オフコートでは誰とでも優しくコミュニケーションが取れる人柄は、TOKYO DIMEのカルチャーを体現するような魅力でもあった。渋谷区での地域活動やファンとの交流活動、スクール活動やクリニックなどを通じて、小池のバスケットボールに対する真摯な取り組みや明るい笑顔に接したファンも多いのではないだろうか。

TOKYO DIMEは追って小池の引退セレモニーを開催する予定。詳細はクラブ公式サイト・SNSアカウントからあらためて発表されるという。また、小池真理子引退記念グッズも用意されており、こちらはすでにTOKYO DIME公式オンラインストアで事前予約がスタートしている。

TOKYO DIME公式サイトの小池真理子引退関連ページ

柴田 健/月刊バスケットボールWEB

タグ: TOKYO DIME

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