カップ戦が実施となったら、終盤以外に盛り上がる時期ができる

【来シーズン、NBAがカップ戦を開催か!?】

現地11月30日(日本時間12月1日)、「ジ・アスレチック」などで活躍する記者のシャムズ・シャラニア氏がSNSで、NBAが各チームに来季の日程について通達したと投稿。その中で、レギュラーシーズン内でカップ戦(トーナメント戦)も検討していると紹介した。

【動画】WNBAカップ戦決勝ハイライト＆シャラニア氏のツイートをチェック

シャラニア氏はこれまでにも多くのインサイド情報を紹介してきた有名記者。今回、SNSに綴ったのは、「本日、NBAが各チームに、2023-24シーズンの開幕日、最終日を通達した。注目すべきはシーズン中のトーナメント。もし承認されたら、シーズンの試合は80試合となり、勝ち上がった8チームがノックアウトラウンドに進むことになる」という内容だ。

“承認された場合”という条件付きだが、NBAがレギュラーシーズン内でのトーナメント開催を検討しているようだ。WNBAではすでに2021年に「コミッショナーズ・カップ」と名付けたカップ戦を実施している(2020年は新型コロナウイルスの影響で開催できず)。大会フォーマットとしては、レギュラーシーズンの試合の一部(10試合)をカップ戦の対象として指定。各カンファレンス1位のチーム同士で決勝を行うという方式で、シアトル・ストームが初代チャンピオンとなった。

“勝ち上がった8チームがノックアウトラウンドに進むことになる”という言葉どおりなら、東西4チームによってトーナメントを行うことになる。

これまでレギュラーシーズンとプレイオフという形式で続けてきたNBAとしては革新的な企画と言える。開催時期の案については不明だが、シーズン終盤に加えて盛り上がるタイミングが作れることになれば、注目度も上がり、さらに人気が上がることになりそうだ。

文／広瀬俊夫(月バス.com)