NBA

2022.10.13

渡邊雄太3Pショット2発6得点、オールラウンドな活躍でネッツの初勝利に貢献

渡邊雄太が3Pショット2発6得点と活躍

 

 渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツが、日本時間10月13日(北米時間12日)にミルウォーキー・バックスを相手にプレシーズン3戦目となるアウェイゲームに臨んだ。ネッツは107-97でこのプレシーズン初勝利。渡邊は第1Q残り3分3秒にコートに入ると、クォーター終了までに3Pショットを2本成功(ともにアシストはベン・シモンズ)させネッツに勢いをもたらした。ネッツはケビン・デュラント、カイリー・アービング、シモンズら主力を第4Qまでプレーさせる“本番モード”だったが、その中で渡邊は11分20秒プレーして6得点、1アシスト、1スティールを記録して勝利に貢献している。

 

【動画】渡邊雄太の3Pシュートをチェック

 

 


 渡邊のスティールとアシストは第3Q残り1分30秒を切ったところでのプレーで、相手のスーパースター、ヤニス・アデトクンボからのパスをインターセプトして自らボールを運び、トランジションでデュラントの3Pショットを生むプレーだった。このショットが決まった後には、渡邊とデュラントがハンドシェイクを交わす場面も見られた。11分20秒の出場時間はプレシーズンの3試合で最も短い数字だが、主力とともにコートに立ち攻守にローテーション入りを期待させる存在感を見せていた。


 ネッツはこの後、日本時間15日(土=北米時間14日[金])に行われるプレシーズン最終戦でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。レギュラーシーズン初戦は日本時間20日(木=北米時間19日[水])で、ホームのバークレイズ・センターにニューオリンズ・ペリカンズを迎えての対戦となる。

 

 

 レギュラーシーズン開幕前日に発表される初戦のロスターに渡邊が登録されるかどうかは、現時点ではまだ確定していない。しかしここまでの3試合は印象としても数字としても悪くない。アベレージは平均6.3得点、2.7リバウンド、0.7アシスト、0.3スティール、0.7ブロック。特筆すべきなのは3Pショットで、3試合すべてで成功させて50.0%(8本中4本成功)の高確率だ。これは現時点でチームトップの数字で、チーム全体での3P成功率が27.4%(91本中25本成功)というネッツにとっては大きな助けになる数字でもある。


 ディフェンスでも良い動きを見せている渡邊は、昨シーズンからのフリースローの不振をいまだ修正しきれていない(ここまで6本中3本成功の成功率50.0%)点を除くと、バックアップのフォワードとしてスティーブ・ナッシュHCからの高評価を期待できる要素は多そうだ。


(月刊バスケットボール)

 



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