NBAが月間個人賞を発表、月間MVPはテイタムとブッカーが選ばれる
【10・11月の月間個人賞が発表に】
現地12月1日(日本時間2日)、NBAは10・11月の月間最優秀選手、月間最優秀ルーキー、月間最優秀コーチを選出。月間最優秀選手ではイーストからジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が、ウエストからデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)が選ばれた。
【動画】月間最優秀選手を受賞したテイタム、ブッカーのハイライト動画&11月末時点の順位表をチェック
月間最優秀選手(プレイヤー・オブ・ザ・マンス)は東西1位の両チームから選ばれた。11月30日の試合を終えて18勝4敗、81.8%と高い勝利を残している昨季のイースト王者セルティックス。月間最優秀選手のテイタムは、リーグ2位の平均31.6得点を記録したうえ、7.8リバウンド、4.5アシストとトータルな活躍を見せている。シーズンMVPレースでも有力候補にあげられているテイタム、今後、さらに注目度がアップしそうだ。
一方、ウエストで首位を走るサンズ(15勝6敗、勝率71.4%)から選ばれたブッカーは平均29.0得点、5.3リバウンド、5.8アシストをマーク。現地11月30日のシカゴ・ブルズ戦で51得点を記録するなど、爆発力も見せた。
続いて月間最優秀ルーキー(ルーキー・オブ・ザ・マンス)にはインディアナ・ペイサーズのベネディクト・マサリン、オクラホマシティ・サンダーのジェイレン・ウィリアムズが受賞となった。
2022年NBAドラフト6位指名を受けてペイサーズ入りしたマサリンは、平均19.2得点、4.0リバウンド、1.5アシストを記録。リバウンド数で7位、アシスト数で5位、FG成功率で2位、3Pシュート成功率で2位、スティール数で5位とルーキーをリードしている。また、同12位指名でサンダー入りしたウィリアムズは7試合スターターを含めて18試合に出場。平均10.7得点、3.2リバウンド、2.6アシストをマークした。
そして月間最優秀コーチ (コーチ・オブ・ザ・マンス)にはセルティックスのジョー・マズーラヘッドコーチ、サンズのモンティ・ウィリアムズヘッドコーチが選出されている。
セルティックスはヘッドコーチだったイメイ・ウドカがチームの女性スタッフとの不適切な関係が発覚。9月に2022-23シーズン全休の処分を科され、マズーラが急きょヘッドコーチとなった経緯がある。月間最優秀選手を受賞したテイタムの活躍もあるものの、難しい状況の中でうまくチームを導いたと言っていいだろう。
文/広瀬俊夫(月バス.com)
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