月バスSet Play of the Week(71)ラプターズ
トロント・ラプターズ対デトロイト・ピストンズ戦、4Q残り1.6秒(100-100同点)から仕掛けたラプターズのサイドラインインバウンズ。予想外の動きにピストンズのディフェンスも瞬時に対応できなかったプレーを解説しよう。
【ラインナップ】
①(PG)カイル・ラウリー
②(SG)ダニー・グリーン
③(SF)OG・アヌノビー
④(PF)パスカル・シアカム
⑤(C)マルク・ガソル
[A-1]
①がインバウンダーで、②がボールサイドのミドルポスト外側でシール、ヘルプサイドのフリースローレーン沿いに③・⑤・④が並んだエントリーで始まる。
②・③・④のディフェンス(X2・X3・X4)はボールをレシーブされたくないため、しっかりとコンタクトしている。⑤のダイブやほかのプレーヤーをヘルプするためにX5だけがペイントの中央付近にいる状況だ。⑤はボールを見たままバックペダルで3Pラインの外側へフェイドカット。①はそこへ長いパスをし、⑤は3Pシュートを放った。
③・④のディフェンス(X3・X4)は内側にいるため、パスされたときには③・④がスクリーンと同じような役目を果たすのである。ペイント内にいるX5は間に合わないという仕組み。⑤の動きは予想外だが、シュート力のあるプレーヤーであれば可能なプレーだ。
※『月刊バスケットボール4月号』では、シュート力に定評があり、現在好調のデンバー・ナゲッツのさまざまなセットプレーを紹介!
(月刊バスケットボール)