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2021/01/20

トロントで「Watana’bae’」こと渡邊雄太に夢中の女性ファンが急増中!?

 

 トロント・ラプターズでローテーション入りを期待させる貢献ぶりの渡邊雄太が、地元トロントで女性ファンの心をつかんでいるようだ。それを示す出来事の一つが、「Watana’bae’」という言葉の出現。渡邊の英文表記である「Watanabe」の末尾が「bae」になっている。
 この「bae」は、例えば恋人やパートナーなど、その人にとって愛しい人に対して使われる呼び方で、同時に誰かに対してそのような愛しい思いを抱く人の方を指すこともある。つまり「Watana’bae’」は渡邊の熱烈な女性ファンを指し、一方で使い方によって女性ファンにとっての渡邊自身を指すこともあるらしい。
 しかし実際にトロントの女性たちの間で渡邊が話題の存在になっているのか、特にフロリダ州タンパでホームゲームを行っている今シーズンは感覚的にわかりにくい。そこで実際にトロントの女性ファンの一人、#startyutaさん(ツイッターのユーザーネーム。アカウントは@rapsdnty)にコンタクトして聞いてみると、彼女は親切に対応してくれた。

 

――アカウントを見ると渡邊雄太のファンクラブをやっているようですね!
#startyuta あれは実際にはやっていないのですが、大好きだから出してしまっているんです。自分たちを「Yuta fans」とも言っているし。
――最近「Watana’bae’」という言葉を目にして、ちょっとこの点について聞いてみたいと思ったんです。
#startyuta (笑) 最近のツイートにこんなのもありますよ。お答えするのは喜んで!

 

#startyutaさんのツイート。渡邊ファンは非公式にWatanabaeと呼ばれているらしいことをつぶやいている



――ありがとうございます。この言葉はあなたが作った言葉ですか?
#startyuta いえ、最初に使ったのは私をフォローしている人の一人です。しばらく前からユウタのことを「Watanabae」と表現していますよ。だって彼は本当に「bae」なんですもの!
――そこが聞きたかったんです。
#startyuta 最初は単純に、彼がハンサムだと思って! トレーニング・キャンプで契約するまでは知りませんでしたが、その後メンフィス・グリズリーズ時代とGリーグでのハイライトを見るようになりました。ラプターズに合うかどうか心配でしたけど。
 最初ラプターズファンたちは彼について、日本人であること以外あまり知りませんでした。でもニック・ナースHCが使い始めたら、得点につながる小さなことをしっかりやるプレーヤーだということがわかったんですね。人気が高まって、今では彼について悪いことを言う人はいませんよ。
――それにしてもラプターズとバスケットボールについてとても詳しいですね。ご自分でもプレーするのですか?
#startyuta プレーはしませんが、バスケットボールにはすごく興味を持っています。
――なるほど、見る側専門というわけですね。女性ファン同士のバスケトークは多いんですか?
#startyuta 私の周りはラプターズの女性ファンばかりで、バスケ以外の会話はほとんどないくらいの感じです。
――ユウタにとってもいい環境に違いありません。しかも女性にモテるという(笑)
#startyuta (笑) そうですね! ただ、ユウタファンは女性に限りません。
――さすがチャンピオンシップを獲得した街のファンだけあるなぁ。
#startyuta みんな、来シーズンにユウタがラプターズとフル契約できるよう願っています。すごくいいプレーヤーですから。ラプターズの育成システムならもっと良くなれるでしょう。
――確かに、ラプターズの育成システムは優秀ですよね。
#startyuta 間違いありません!
――もう一つだけ聞かせてください。あなたのユーザーネームはどんな意味合いでつけたのですか?
#startyuta 「ユウタをスターターにして」という思いでつけました。ナースHCはユウタを使って、ラインナップをちょっと変えた方がいいんじゃないかと思っています。スターターに使えそうなプレーヤーは他にも数人いると思いますが、ユウタはもっとできるんじゃないかな。ちょっと思い入れが強すぎて偏った見方にかもしれないですけどね(笑)
――ファンとはそう言うものですから。
#startyuta ですよね! ところで、ユウタは日本で人気はありますか? 「Chosen one」と呼ばれているんでしょう? これ、日本語だとどう言うんですか?
――もちろん人気ですよ! 「Chosen one」は「選ばれし者」で、“aerabareshi mono”という感じですかね。
#startyuta そうなんですか。以前ちょっと日本語を習ったことがあるので、練習してみようかな!

 

 …という具合に、トロントでのラプターズ人気と渡邊に対する好評価が感じられるやりとりとなった。

 元に戻って「bae」の起源は定かではないが、「かわいい人」を意味する「babe(ベイブ)」の「ブ」がとれた短縮形という説があり、2013年頃以降英語圏の都市部に住む若者たちの間で広く使われるようになった表現のようだ。気軽な仲間同士の挨拶に使われる「What’s up(ワッツァップ)」を「Wassup(ワサップ)」とするようなのを目にしたことがあるが、それと同じようなことか。ラッパーやミュージシャンが歌詞に取り入れているのはよく耳にする。
「Watana’bae’」という言い表し方を、どうやって日本語に訳したら女性ファンたちの気持ちを表現できるのやらわからない。発音は「ワタナベィー」とか「ワラナベィ」に近く、「ワ」と「ベ」を強調するのが本場風らしい。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)

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