月刊バスケットボール8月号

大学

2020.11.25

【J SPORTS PRESENTS】ウインターカップの記憶、そして初のインカレへvol.2/横地聖真(筑波大)

 

筑波大入学後はリザーブメンバーの一員として試合に出場する横地聖真。福岡大附大濠高時代とは異なる役割と少ない出場時間の中でも、実力者のそろう筑波大で学ぶことは多い。今回はそんなハイレベルな世界で奮闘する横地に昨年のウインターカップを振り返ってもらうと共に12月7日(月)に開幕が迫ったインカレに向けての意気込みを聞いた。

 

 

昨年のウインターカップは横地選手にとってどんな大会でしたか?

 やっぱり楽しかったですし、最後のウインターカップで緊張感もありました。その中で自分のプレーが出し切れたので、ものすごく楽しかったし、できることならもう一回やりたいです。でも、あの緊張感はもう味わいたくないですね(笑)。

 

決勝で福岡対決が実現したのも思い出深い出来事でしたね。

 そうですね。いい思い出です。いつも県内で高め合ってきたチームと全国大会の決勝で戦えるのはめったにないことです。今年の大濠にもそのチャンスがあると思うので、実現してほしいですね。今年は去年に比べるとサイズが低いですが、個人の能力は高いし外のシュートも結構入るんじゃないかと思います。11月のウインターカップ予選ではあまり決まっていませんでしたが、大濠の武器である速攻やディフェンスをもっと磨いていけば必ずいい成績を残せると思うので、期待しています!

 

高校入学前はウインターカップをテレビでも見ていたと思います。実際に初めてその舞台に立ったときはどのような感覚でしたか?

 テレビで見ているときは本当にでっかい大会という印象でした。そして、いざそのコートに立つとテレビの画面に自分が立っているような、そんな感覚がありました。

 

筑波大では木林優選手と引き続きチームメイトで、東海大には西田公陽選手がいたりと同期の中でも大学でバスケットを続けている選手が多いと思います。高校のチームメイトというのはどのような存在ですか?

 今振り返ると横のつながりってすごく大事だなと思います。コロナで今はなかなか会えていませんが、つい最近もグループでビデオ通話をしました。改めて横のつがなりの大切さや3年生の頃は仲間に助けられたなと感じています。この横のつながりは大人になってからも一生消えないと思います。今もそうだし、高校3年間の中でも本当に大切な存在です。

 

 

独特の緊張感の中で力を発揮するためにどのようなことを心掛けていましたか?

 いつもの自分のやるべきこと、ルーティンを崩さないことですね。いつもの練習のようにできれば試合中に緊張で崩れることはないと思うんです。だから僕は“いつもどおり”を大切にしていました。具体的には自分が調子の良かった試合のビデオを見て、気持ちをプラスの方向に向けるようにしていました。

 

高校バスケ引退からまもなく1年が経ちます。筑波大でのバスケットはいかがですか?

 上級生にもスター選手がたくさんいるので、今はなかなか試合に絡める機会は少ないんです。大濠のときみたいに1年生からスタートで出られるわけではありません。その中でベンチからうまい先輩のプレーを盗んだり、練習中からハードに取り組んで上級生になったときに試合で活躍できるように日々取り組んでいます。

 

これまでスターターを務めてきたからこそ、ベンチスタートとなった今、新たな発見もあったのではありませんか?

 ベンチから見ていて、改めて出だし、スタートのメンバーってものすごく重要なんだなと思いました。ゲームの入りが悪いと当然、追いかける展開になりますし、逆に良い入りができればその波に一気に乗っていくこともできます。そして、その流れを生み出すのがスターターの5人です。

 僕自身もベンチから出たときにチームが良い流れであれば「この流れを切ってはいけない」とすごく思います。でも、いろいろなことを考えれば考えるだけ、それが緊張になって思いどおりのプレーができなくなってしまうんです。だから、コートに入るときもチーム状況をしっかりと把握して、練習でやっていることをそのままコートで表現できるように意識しています。

 

大学に入って新たに取り組み始めたことなどはありますか?

 少し前にチーム内でケガ人が多く出たんですけど、そのときに4番ポジションの選手がほとんどいなくなってしまったんです。僕はこれまで2番や3番のポジションをやってきて、比較的外回りのプレーが多かったんですが、筑波大では2番から4番までのポジションをこなせるようになってきました。

 色々なポジションができればこの先のためにもなると思いますし、4番ポジションを自分がやることで正ポジションが4番の選手の考えや気持ちも理解できるようになると思います。そういった面でもいい経験になっていますね。

 

初のインカレが約2週間後に迫っています。最後に意気込みを聞かせてください。

 インカレは4年生にとっては学生最後のものすごく大事な大会です。特に今年はコロナの関係で大会や試合がどんどんなくなっている中での大会ですし、練習中から4年生のインカレに対する思いの強さがものすごく伝わってきます。自分のためではないんです。チームのため、4年生のためにも絶対に優勝しなきゃという気持ちが強いです。

 練習の中でも『前回はこうだったから優勝した、こういう部分が優勝につながった』といったような話は出るので、インカレ優勝の重みというのは改めてすごく大きなものだと感じますね。

 

To High school players

 3年生は最後なので悔いの残らない大会にしてほしいですね。その一言に尽きるかもしれません。あとは僕は思い切ってやれたので良かったですけど、やりきらなきゃ絶対に後悔が残ります。高校でバスケを辞める人も、その先も続ける人もいますけど、高校バスケは高校生にしか味わえないんです。大会自体がどうなるか分からない状況の中で、無事に開催できるということなので、楽しんでほしいです!

 

 

~J SPORTSなら録画視聴も可能!~

 

高校バスケ ウインターカップ2020 男女全118試合を1回戦から実況解説付きで放送!

放送スケジュールはJ SPORTS公式サイトでCheck

http://ur0.work/LwAW

 

第72回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)男子 放送予定

準々決勝:12/11(金)午後1:55~ J SPORTS 2 LIVE(国立代々木競技場第二体育館開催分)

準決勝:12/12(土)午後1:55~ J SPORTS 2 LIVE

決勝、3位決定戦:12/13(日)午後1:50~ J SPORTS 2 LIVE

5位、7位決定戦:12/14(月)午前9:55~ J SPORTS 3(録画)

http://ur0.work/eXWx

 

インターネット配信のJ SPORTSオンデマンドでは、インカレ5位、7位決定戦もLIVE配信

5位、7位決定戦:12/13(日)午前9:55~ J SPORTSオンデマンド LIVE

http://ur0.work/RqvT

※J SPORTSオンデマンドでの録画視聴はありません。見逃し配信のみとなります。

 

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(月刊バスケットボール)



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