月刊バスケットボール8月号

Wリーグ

2021.01.10

西地区のみでWリーグ後半戦がスタート

 年末の皇后杯を挟み中断していたWリーグの後半戦が1月9日(土)にスタートした。しかし、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、この日予定されていた東地区の3ゲームは中止となり、西地区のアイシンAW - 山梨、三菱電機 - デンソー、トヨタ自動車 - トヨタ紡織の3試合のみ開催された。
西地区3位の三菱電機と2位のデンソーの戦いは、今シーズン1勝1敗と星を分けており、この試合も延長にもつれる熱戦が繰り広げられた。前半リードしたのは三菱電機。後半に入るとデンソーが盛り返し、4Qに入り赤穂ひまわりの活躍などで追い付くと、そこから一進一退。74-74で延長戦に突入した。4Q終盤で大黒柱の真希が5ファウルを犯し退場となったデンソーだったが、延長では赤穂さくらがインサイドで存在感を見せ、89-82と三菱電機を突き放した。
勝利を手にしたデンソーの#6本川紗奈生は「後半になってディフェンスから得点がとれるようになりました」、#12赤穂さくらは「皇后杯の敗戦から、ディフェンスでの強度を上げること、また、1対1の部分でも個人が強くディフェンスをすることを強調してきたので、それが少し出たと思います」とそれぞれ勝因を語った。
一方、三菱電機の#4根本葉瑠乃は「要所でのディフェンス・リバウンドが課題でした。全員でいかに取り切るか」と、次戦への課題を口にした。

 

試合後インタビューに答える赤穂さくら(左)と本川

 

 この日の他のカードはアイシンAW(57-51)、トヨタ自動車(105-87)が勝利をあげている。
皇后杯を終え、それぞれのチームが課題を修正して次の目標、Wリーグ制覇を目指す。東地区は1月9日(土)~1月16日(土)に予定されていた12試合の中止を決めており、今後、新型コロナウィルスの影響がどのように出るのかの不安を抱えつつ、シーズン後半戦がスタートした。

 

(月刊バスケットボール)



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