月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2020.09.18

Wリーグ開幕戦。渡嘉敷、宮崎が躍動したENEOSが爆発力を見せて勝利!

 ENEOS×富士通の対決で幕を開けた今季のWリーグ。新型コロナウイルス対策で客席は5席につき2席程度の制限となったが、その限られた席数は前売りで完売(来場者数489人)。ファンも待ち望んでいた2020-2021シーズン開幕戦となった。

 

 両チームは昨季の開幕カードでも激突しており、そのときは61-56で富士通が勝利。ENEOSにとってはこれが昨季唯一の敗戦となってしまった。

 

 そして迎えた今回の対戦、1Qで躍動したのはENEOSの#10渡嘉敷来夢。「勝ちたい意識が強すぎて、プレーが空回りしたところがありました」と言うもののオフェンスでもディフェンスでもリング下で強さを見せ、10得点&4リバウンドとチームをけん引する。またガードとしてスタートを務めた#32宮崎早織も「緊張しながらも、ENEOSらしいバスケットができました」と司令塔としての役割を果たすだけでなく2本の3Pを決めるなど、内外バランスよく得点したENEOSが28-23とリードして1Qを終える。

 

 

 しかし2Qになると富士通のディフェンスが機能。ENEOSは24秒でシュートできないショットクロックバイオレーションが続き、その間に#11篠崎澪のドライブ、#99オコエ桃仁花の3Pなどで加点した富士通が残り6分40秒で30-28と逆転に成功。その後は一進一退の状況となり、2Q終了時点で富士通が38-37とリードして前半を折り返した。

 

 

 その後3Q序盤は均衡した状態が続くが、残り3分30秒辺りから富士通のシュートがリングに嫌われ続けたのに対し、ENEOSは着実に得点。3Q終了時点で58-49と9点差をつけると、最終Qでも#24梅沢カディシャ樹奈のリング下、宮崎の3P、#52宮澤夕貴のシュートなどで加点。ジリジリと富士通を引き離し、結局77-60でENEOSが勝利した。

 

 

(月刊バスケットボール)



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