高校生

高校生

2020/12/09

ウインターカップ2020が史上最高の大会な件

 2020年唯一の高校バスケ日本一決定戦となるウインターカップ2020の開幕まで2週間となった12月9日、大会を盛り上げようと催された応援対談の会場に足を運んだ。
取材・文=柴田 健(月バス.com)

 

12月9日の大会応援対談出席者(左から寺川俊平さん、小林 亘さん、増田匡彦さん) ©JBA

 

Seventeen専属モデルが
ウインターカップ2020応援団を結成!

 

 今年の大会が特別なのはわかっている。何しろコロナ。いくつもの伝統ある大会が中止や延期に追いやられたあとだ。それぞれのストレスと向き合いながらバスケットボールに力を注いだ子どもたち。またそんな子どもたちにかけがえのない思い出をプレゼントしたいという願う指導者、家族、大会関係者などの大人たち。各都道府県の代表が集う本大会のみならず、各地の予選にいろいろな形でかかわったすべての人々の情熱が込められた大会なのだ。
 この日の対談に姿を見せたのは、そんな情熱をほとばしらせる3人の大人たち。企画を立ち上げたB.MARKETING株式会社執行役員の増田匡彦(ますだまさひこ)さん、中高生に大人気の雑誌Seventeen編集長の小林 亘(こばやし わたる)さん、そして進行役に、テレビ朝日アナウンサーとしてウインターカップ2020決勝戦の実況を務める予定の寺川俊平(てらかわしゅんぺい)さんである。ユニークな顔ぶれだな、Seventeenだぜ! 率直にそんなことを思いつつ、3人の会話に耳を傾けた。
 まず、なぜこの企画をやろうと思ったのかについて、増田さんが口火を切る。「今年の大会は非常に価値のある大会にならなければいけないという思いがある中で、Seventeenとテレビ朝日の協力を得られたので、一緒に盛り上げたいと思いました」。小林さんもそれに続き、大会に向けられた思いを語った。「専属モデルが25人くらいいますが、やはり学生が多く、ある意味で部活のようなところがあるんです。ところがいろんなものが止まってしまって、お互いに会えなかったりモデル活動ができなかったり。その様子を見ていて、何か発散させてあげたいという気持ちがありました。そんなところにウインターカップは絶対にやるのだということを聞き、何かご一緒できないかなと」。
 両者のそんな思いが、大友花恋さんなどSeventeen専属モデルで結成したウインターカップ2020応援団の誕生につながった。このウインターカップ2020応援団はすでに活動を開始。中学生から21歳までのモデルたちが各地の代表チームを訪問し、出場校の取材活動をしているという。現場で目にするバスケの印象は非常に良く、モデルたちはすっかりハマっているそうだ。「やっぱりみんなで一緒にやっている空気感が、同年代のモデルの心にも元気をくれるのでしょう」と小林さん。「そんな声を聞いただけで、やってよかったなと思いました」。
 ウインターカップ2020応援隊は大会期間中に会場にも足を運ぶし、今後インスタライブなども行う予定という。この辺の情報は、仕入れしだい月バス.comでも発信していきたい。

 

和やかかつアツいトークでウインターカップ2020の開幕が待ちきれなくなる ©JBA

 

泣いても笑っても、
最高の思い出を作ってほしい

 

 増田さんは大会開催に向けた思い入れも話してくれた。「(目標となる大会の開催を取りやめて)高校生たちにつらい思いをさせたくありませんでした。それも無観客ではなくご家族に来ていただいて、しっかり良い思い出を作ってほしいという思いが強くありました」。
 今年の大会は日本全国すべての人々が同じ方向を向くことができる機会でもあるだろう。小林さんの言葉を借りれば、「皆さん同じ環境にいるので、やっぱり応援したくなりますよね」ということになる。エキサイティングなノックアウト方式のフォーマットで、ある者は涙し、ある者は笑顔をはじけさせるだろう。しかし勝っても負けてもプレーできることが一生の宝物になる。その意味で今年の大会は、実は史上最高の大会と呼べるのではないだろうか。
 しかも、JBAが開設したU18関連のツイッターアカウント(@U18_JBA)で行うハッシュタグキャンペーンを通じて、本大会に出場できなかった全国の高校生たちもウインターカップ2020応援団のモデルたちとつながることができるそうだ(これも詳報は追って発信)。本当に全国の高校生たちが一つになれるチャンスなのである。
 増田さんも言っていたが、本大会に出場する皆さんにはぜひとも大会を楽しんでほしい。予選で負けて悔し涙を流した君たちも、ここはもう一度盛り上がろうぜ。君たちに勝ったあのチームが、あるいは君たちを倒した相手をボコったあの強豪が、今度は君たちの思いを全国の舞台に持っていく。全員でつながろうじゃないか!
 ウインターカップ2020はそんな舞台だ。大会は12月23日(水)から29日(火)まで、東京体育館と武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。

 

(月刊バスケットボール)


  • zamstインタビュー「戦い続けるために目標に向かって」
  • 3x3女子日本代表インタビュー「気持ちを届ける、想いを託す」
  • インターハイ2021
  • 月バスカップ2021-u15
  • 自費出版のご案内