月刊バスケットボール5月号

安藤周人(アルバルク東京) - FIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window1男子日本代表候補名鑑

(写真/©fiba.asiacup2021)

安藤周人(27) SG 190cm/88kg アルバルク東京(青山学院大学/三重県) FIBAワールドカップ2019出場

キースタッツ(Bリーグ): G=14(12) M=23:59 P=7.1 FG%=37.4% 3P%=32.7% FT%=80.0% R=1.3 A=2.4 TO=0.6 S=0.43 B=0.21

G=出場試合数(先発回数) M=出場時間 P=得点 FG%=フィールドゴール成功率 3FG%=3P成功率 FT%=フリースロー成功率 R=リバウンド数 A=アシスト TO=ターンオーバー S=スティール B=ブロック

 

 安藤はフリオ・ラマス氏の時代以前から国際舞台を踏んでいたシューティングガードだ。アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ、李相佰盃、ユニバーシアードなど2016年以降日の丸を背負って豊富な経験を重ねている。


2019年のFIBAワールドカップでは4試合に出場して平均1.3得点の記録。世界の強豪を相手に戦ったこの大会では3Pショットが1/11と厳しい結果だったが、今年6月のFIBAアジアカップ2021予選では3試合に出場して平均5.7得点。3P成功率も41.7%と、一定以上期待に応えるパフォーマンスを見せた。さらにその後のイラン代表とのウォームアップ3試合では、平均13.3得点で3P成功率47.6%とさらに活躍が際立っていた。東京2020オリンピックの出場は逃したが、近年世界の舞台を経験する中で、ステップアップを示す兆候を見せ続けてきたプレーヤーだ。

 

 オリンピック最終ロスター発表の際には、スポットを勝ち取った12人に向けて自身のソーシャルメディアアカウントで「貴重な経験でした! みんな頑張ってください!!!!」とメッセージを投稿していた。


Bリーグでは大学4年生だった2016-17シーズンから昨シーズンまで、名古屋ダイヤモンドドルフィンズでプレーし、今シーズンからアルバルク東京に移籍。安定した活躍でチームに貢献しており、4試合で得点を2ケタに乗せている。第8節終了時点まででは、11月6日の対京都ハンナリーズ戦で記録した13得点がシーズンハイ。この時は3Pショットも7本中3本沈めている。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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