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ウインターカップ2021
令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会

【日程】2021(令和3)年12月23日(木)~12月29日(水)

【会場】東京体育館、駒沢オリンピック公園運動場体育館

ウインターカップニュース

2021年11月5日

能代科技、残り10秒の逆転勝ち - 61-60で秋田西を下しウインターカップ2021出場権獲得

 11月3日に横手市増田体育館(秋田県横手市)で行われたウインターカップ2021秋田県予選決勝戦で、能代科学技術高校が秋田西高校に61-60で勝利し、12月23日(木)から29日(水)まで東京体育館と駒沢オリンピック公園運動場体育館を舞台に行われる本大会への出場権を手にした。今春、能代工業高校と能代西高校の統合により誕生した能代科技は、能代工時代から4年連続50回目の同大会出場。校名が変わり、小野秀二氏からチームを引き継いだ小松 元教諭がヘッドコーチを務める新体制となってからは初の出場となる。

 

能代科学技術高校61-60秋田西高校
能代科技 61(04 18 22 17)
秋田西  60(15 19 15 11)

 

 

秋田西、第1Qは能代科技をFG2本に封じる

 

 両校の対戦はウインターカップ予選決勝では4年連続で、6月に行われたインターハイ予選決勝とも同一の顔合わせ。このときは97-71と26点差をつけて能代科技が快勝を収めていたが、今回はまったく異なる展開だった。

 

 スターターは能代科技が工藤 凌、髙橋裕心、秋葉泰輝、大野耀斗、小林祐大の5人。対する秋田西は阿部貴良、鈴木勇志、鎌田幸峻、石川 友、伊藤良我。初優勝を狙う秋田西は鈴木のポストアップに合わせた石川のカッティング・レイアップで先制すると、フィジカルなディフェンスで能代科技のインサイドでの得点を封じ、ペースをつかんだ。その後も阿部が自らのドライビング・レイアップがこぼれたところをねじ込み、鈴木がローポストからのターンアラウンド・ジャンパーと3Pショットで得点を重ねる一方、ティップオフから4分半以上能代科技を無得点に封じ9-0とリードした。


 秋田西の固いディフェンスと粘り強いリバウンドに対し、能代科技は速攻を出せず、3Pショットも入らず、ペイントアタックではボールが手につかずと厳しい戦い。大野と髙橋(裕)が1本ずつゴールを奪ったが、第1Q終了時点では秋田西が15-4と11点差にリードを広げた。


 第2Qも、阿部のリバース・レイアップで秋田西が先制。能代科技も直後に速いトランジションから工藤が3Pショットを沈め7-17と追い上げの気配を見せたが、このクォーターは鎌田が4本の3Pショットを決め秋田西をけん引。能代科技は髙橋(裕)が残り30秒に3Pショットを沈めたものの、前半終了時点では秋田西がリードをさらに1点積み上げ、34-22で後半に突入した。

 

終盤、能代科技・大野が大活躍、髙橋(裕)もビッグプレー


 第3Q最初のゴールは能代科技で、大野のロングツーが決まって25-34と点差を1桁に戻したが、秋田西は開始から2分間で42-26とこの試合最大の16点差をつけてリードしていた。しかし、能代科技はここから約3分間、残り5分に髙橋(裕)が3Pショットを決めた時点までの10-2のランで追い上げ、クォーター残り1分を切ってからも速攻から秋葉がプットバック・レイアップ、大野の豪快なブロックショットで始まった最後のオフェンシブ・ポゼッションでは控えの相原一生が右コーナーからファウルを受けながら3Pショットを沈め、ついには44-49の5点差まで詰め寄った。


 第4Qは秋田西が早々に蒲田のフリースローで50点目を挙げたものの、能代科技は相原の3Pショット、髙橋(裕)のスティールからのレイアップ、さらには中嶋が1本、大野が2本フリースローを決めて残り5分31秒にとうとう52-52の同点に追いつく。秋田西は鈴木の3本のフィールドゴールと阿部のドライビング・レイアップで8-2のランを繰り出し、残り2分47秒には60-54と再びリードを広げていたが、以降は大野を中心とした能代科技のスピードとフィジカルな強さが、スターターの5人以外が出場していなかった秋田西のスタミナを削ったかのような展開となった。


 能代科技は終盤3分間に攻守で足を動かし7-0のラン。その軸は大野のディフェンスやオフェンス・リバウンドでの活躍で、そこから得たポゼッションで速い展開から得点を奪った。残り25秒には大野のフリースローで59-60と1点差に迫り、続くディフェンスでは髙橋(裕)がスティールに成功。カウンターの速攻でその髙橋(裕)からの絶妙のアシストを受けた大野が、残り10秒にイージーバスケットを決め、この試合初のリードを奪ってそのまま試合終了となった。


 能代科技は髙橋(裕)の19得点を筆頭に大野が12得点、秋葉と相原が10得点で続いた。秋田西は鈴木がゲームハイの22得点。鎌田が17得点、阿部も12得点と3人が2桁に乗せ、石川も7得点、伊藤も2得点を記録した。


 能代科技は、今夏のインターハイでは1回戦で出雲北陵(島根)を101-80で破り、統合後の全国大会初勝利を手にしている(2回戦で福岡大大濠[福岡]に75-93で敗北)。能代工として最後の出場となった昨年のウインターカップでは、初戦で九州学院(熊本)に72-77で敗れたが、今年の大会では能代工時代から通算で59回目の全国制覇を目指す。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)

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