月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.03.07

ウィザーズのバーチャルシートにBリーグの被災地4クラブからマスコット・メッセージパネルが登場

写真/©ワシントン・ウィザーズ

 

 アメリカ時間3月4日にワシントンD.C.のキャピタルワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ対ロサンジェルス・クリッパーズ戦のバーチャルシートに、Bリーグの岩手ビッグブルズ、仙台89ERS、福島ファイヤーボンズ、茨城ロボッツからそれぞれのマスコットが“着席”、今シーズンの前半戦最後の試合を観戦した。これはBリーグが展開している『B.Hope HANDS UP! PROJECT supported by 日本郵便』の一環。それぞれのマスコットのボディーに「DON‘T FORGET 3.11」というメッセージが描かれており、海外に向けても「震災を風化させない」というメッセージを発信するねらいで行われた。ウィザーズ公式ツイッターアカウントも翌日、現地の観戦者たちのボードと並んで席についたマスコット・メッセージパネルたちの様子を投稿した。

 

写真/©ワシントン・ウィザーズ


岩手、仙台、福島、茨城の4クラブはいずれも、10年前の東日本大震災で甚大な被害を受けた県を本拠とするクラブ。設立の時期や被災地復興過程へのかかわり方はそれぞれだが、いずれもが地域の社会課題に向き合い、あるときは支え、あるときは支えられながら現在に至っている。

 ウィザーズ公式アカウントの投稿には、日本時間の3月6日22時過ぎの段階で2000を超えるいいねと500を超えるリツイートがついている。4クラブとウィザーズのファンを介して「DON’T FORGET 3.11」というメッセージが広く伝わったことだろう。

 

岩手ビッグブルズのマスコット、BULLZO

写真/©ワシントン・ウィザーズ

 

仙台89WERSのマスコット、ティナ

写真/©ワシントン・ウィザーズ

 

福島ファ茨城ロボッツのマスコット、ボンズくん

写真/©ワシントン・ウィザーズ

 

茨城ロボッツのマスコット、ロボスケ

写真/©ワシントン・ウィザーズ

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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