2020年度 第1回全国U15バスケットボール選手権大会
Jr.ウインターカップ2020-21

【日程】2021年1月4日(月)~1月7日(木)

【会場】武蔵野の森総合スポーツプラザ

Jr.ウインターカップ2020-21新着ニュース

2021年01月5日

【Jr.ウインターカップ】プロ入りを意識した育成を掲げる新潟が初戦突破

24得点、13リバウンドを記録した新潟⑥佐藤。攻防両面の積極的なプレーが目を引いた

 

 この日が初戦となる新潟アルビレックスU15(以下新潟)と前日岩手ビッグブルズ U15を破ったフロンティアスピリッツ(大阪、以下フロンティア)の一戦は、新潟の爆発力とフロンティアの粘り強さが際立つ展開となった。

 

 新潟は187㎝の長身に加え器用さと機動力を兼ね備えた⑥佐藤 友を軸に、どこからでも狙えるスリーを武器にオフェンスを組み立てた。一方フロンティアは積極的にペイントにアタックして、ドライブからのフィニッシュをガンガン狙う⑤淡路 輪を中心に対抗した。序盤、新潟は佐藤が速攻で連続得点して11-4と優位に立つ。さらにこのクォーター残り1分54秒には⑤渡邉康生がNBAレンジのスリーを決め、14-4と早々にリードを2ケタに広げた。一方フロンティアも⑥平井 駿のスリーと⑩山田惺二朗の得点で粘り強く食らいつく。

 

 16-11の新潟リードで迎えた第2Qはフロンティアが⑪山本貴裕のドライブによる得点で先制。しかし新潟は、残り2分3秒の⑪田屋明彦のフリースローまでの11-3のランで27-16と突き放す。ただ、フロンティアはそれでも落ち着きを失わず、このクォーター終了までに22-29の7点差まで挽回した。

 

 

果敢にペイントに攻め込んだフロンティアの⑤淡路 輪はこの日チームハイの16得点を記録

 

フロンティア⑩山田は今大会の2試合で29本のリバウンドを奪った


 第3Q、新潟は④児玉雅空と渡邉のスリー、田屋のベースラインを小気味よく抜くドライビング・レイアップ、さらには佐藤と⑩澁木勇希の速攻などで畳みかけ、残り4分29秒には45-30とこの日最大のリードを奪う。それでもフロンティアは、新潟の佐藤がやや強引なポストアップからのフェイダウェイを外したところから一瞬のスキを突いて11-4のラン。第3Qを終わってスコアは新潟49-43の6点リードで勝負はわからない状態に。

 

 最終クォーターも大きな波が行き来する展開。淡路のノールックパスを受けた⑫上村栞大の得点で先制したのはフロンティアだったが、新潟はこのあと14-7のランで残り55.4秒に65-52と優位に立っていた。勝負ありか…。しかしフロンティアは残された短い時間に激しいディフェンスからの9連続得点で61-65まで詰め、これが最終スコアとなった。

 

 試合後、新潟の蟻浪 亮Aコーチは「いいなと思ったらそこから相手に流れを持っていかれての繰り返しで、最後ああいう形で終わったので、そこが一番反省しなくてはいけないところ。気が緩んだ」と振り返った。「最後までやるべきところをやるのが次の課題になると思います」。その思いを受け止めるように、24得点と13リバウンドで勝利に貢献した⑥佐藤も、「自分たちのバスケができなくて。勝ったけど、負けた…」と感想を述べた。

 

 新潟はプロチームのユース。その観点から子どもたちもプロ入りを強く意識しているという。蟻浪Aコーチは「ポジションはまったく作らずファイブアウトでどんどんかき回して、小柄でもゴール下でアタックできるように育成しています」と話す。佐藤も、チームの目標として優勝を掲げつつ、「自分の実力が今、全国でどこに位置しているのかを測りに来たというのもあります」という。長期展望でバスケットボールに向き合う指導者と若者の言葉は頼もしかった。

 

身長173㎝と決して大きくない新潟⑩澁木が13本のリバウンドを記録。将来を見据えた育成方針が垣間見えるスタッツともとれる

 

写真/JBA

取材/堀内 涼(月刊バスケットボール) 文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)


  • zamstインタビュー「戦い続けるために目標に向かって」
  • 3x3女子日本代表インタビュー「気持ちを届ける、想いを託す」
  • インターハイ2021
  • 月バスカップ2021-u15
  • 自費出版のご案内