2020年度 第1回全国U15バスケットボール選手権大会
Jr.ウインターカップ2020-21

【日程】2021年1月4日(月)~1月7日(木)

【会場】武蔵野の森総合スポーツプラザ

Jr.ウインターカップ2020-21新着ニュース

2021年01月8日

【Jr.ウインターカップ】最終日戦評 男子準決勝 NLG INFINITY 72-68 奥田バスケットボールクラブ

NLG INFINITY #0川島は圧倒的な高さとプレーの幅を見せつけた

 

川島悠翔のモンスターゲームがNLG INFINITY(群馬)を決勝に導く

 

 中学3年生としては“規格外”の長身、195cmの#0川島悠翔を攻防の要に据えたNLG INFINITY(群馬)と、八村 塁(NBAワシントン・ウィザーズ)や馬場雄大(豪NBLメルボルン・ユナイテッド)の母校である富山市の奥田中学校のメンバーで構成されたクラブチーム、奥田バスケットボールクラブ(以下奥田BC)が決勝進出をかけて激突した。実力のあるチーム同士で接戦が予想されたが、まさしくその通りの流れとなった。

 

 奥田BC#6高田蓮央がこの試合最初のゴールを挙げた後、徐々にペースをつかんでいったのはNLG INFINITY。川島の得点で追いつくと、さらに#10見竹 怜のスリーなどで加点し、2分38秒過ぎに川島が4得点目を奪った時点で10-5とリードを広げた。しかしここから試合は点の取り合いとなり、第1Q終了時点でスコアは20-19とNLG INFINITYがわずか1点アヘッドという展開に。川島がこの時点で6得点に6リバウンド、2アシストと存分に存在感を示していた一方、奥田BCは#4高田蓮央チーム全体の19得点中11得点を稼ぐ好調ぶりで序盤の力となった。

 

 第2Qに入っても川島は精力的な働きを見せ、ハーフまでに14得点、11リバウンドと早くもダブルダブルを達成。しかし奥田BCも#7笹倉快斗、#9高田将吾もこの段階で得点を二ケタに乗せる活躍ぶりで堂々応戦した。互いに譲らない接戦が続いたが、前半終了時点では奥田BCが37-35と逆転に成功していた。

 

「やられたらやり返す」展開は後半に入っても続いた。しかし第3Qの終盤にかけてNLG INFINITYが徐々に流れをつかみ始める。45-45のタイで迎えたこのクォーター残り3分55秒に投入された#11高橋駿介がフリースローと2本のフィールドゴールで勢いをもたらし、56-52とリードを奪い返して最終クォーターに突入。さらにそこから15-8のランで、残り時間1分47秒には71-60と主導権を握ることに成功した。奥田BCはタイムアウト後に代わったばかりの#10川上蒼史がスリーを決め追撃し、残り10秒に#9高田(将)が決めたスリーで72-68と4点差まで迫ったが、これが最終スコアとなり、NLG INFINITYの決勝進出が決まった。

 

 敗れた奥田BCの坂本穣治HCは試合後、25得点に17リバウンドを記録した相手のエース川島について「体験したことのない領域」と話し脱帽の様子だった。

 

17得点で意地を見せた奥田BC#7笹倉


NLG INFINITY 72(20 15 21 16)
奥田バスケットボールクラブ 68(19 18 15 16)

 

NLG INFINITYトップパフォーマー
#0川島悠翔(25P, FG12/18, 17R, 3A, 4B)、#12西村陸都(14P, 2PFG4/4, 3PFG2/4)、#1増田聖大(5P, FG2/4, 3R, 9A)

 

奥田バスケットボールクラブトップパフォーマー
#9高田将吾(31P, FG13/24, 7R, 3A, 2S)、#7笹倉快斗(17P, FG7/14, 2R, 4A, 3S)、#4高田蓮央(13P, FG5/7, 2R, 9A, 2S)

 

写真/JBA

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)