月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.04.18

チェハーレス・タプスコット(茨城ロボッツ)がB2通算6,000得点を達成、チームもプレーオフ初出場が決定

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 茨城ロボッツのパワーフォワードを務めるチェハーレス・タプスコットが、史上初のB2個人通算6,000得点のマイルストーンに到達した。4月17日に行われた第31節、対仙台89ERS戦を前にあと8得点に迫っていたが、この試合の第1Qで7得点を奪うと、続く第2Q残り2分50秒に右ミドルポストからゴールを背にしてドリブルでディフェンダーを押し込み、柔らかくレイアップを沈めて6,001得点目を奪った。
最終的にタプスコットはこの試合で30得点を稼いでMVPにも選ばれた。終了時点では通算6,022得点となっている。
また、試合も茨城が102-93で勝利し、これでチームとして10連勝。同日に越谷アルファーズが群馬クレインサンダーズに敗れたことで東地区2位が確定し、プレーオフへの初出場も決まった。
Bリーグが開幕した2016年からB2でプレーしているタプスコットは、これまでに香川ファイブアローズ(2016-17)、愛媛オレンジバイキングス(2017-18、2019-20)、熊本ヴォルターズ(2018-19)と3チームでの活躍を経て今シーズン新天地の茨城にやってきた。ここまではこの日の試合を含め51試合に出場して平均18.1得点のアベレージを残している。ポートランド州大出身。195cm、95kgの屈強な体格に加え、器用さと柔らかなシューティング・タッチで得点を量産し、昨シーズンまでの4シーズン中3シーズンでB2の得点王に輝いている。
試合後のインタビューでは、アダストリアみとアリーナに集まった1,178人のファンからの温かな拍手を受けながら、「来てくれてありがたく、とてもうれしいです。明日もぜひ一緒に勝利をつかみましょう」とコメントしていた。

 

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文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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