月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2021.03.28

月バスSet Play of the Week(158)セルティックス

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 毎回、接戦になるボストン・セルティックスvs. ミルウォーキー・バックス戦から。4Q残り2.0秒、119-121で2点ビハインドのセルティックスが、タイムアウト後に行ったベースラインインバウンズプレー。一度目は右サイドからインバウンズし、相手に触れられボールがアウト・オブ・バウンズになり、残り1.0秒で今度は左サイドからインバウンズする状況。残り2.0秒と同じ動きだったが、ディフェンスの対応で動きを変えたところがポイントだった。そんなベースラインインバウンズプレーを解説していく。

 

【ラインナップ】
①(PG)…ケンバ・ウォーカー
②(SG)…マーカス・スマート
③(SG)…ジェイレン・ブラウン
④(SG)…ジェイソン・テイタム
⑤(PF)…ダニエル・タイス

 

【A-1】
②がインバウンダー、①・③は両コーナー、④が左エルボー、⑤が右ウイングからプレーは始まる。
④・⑤が①・③にダウンスクリーンをセットし、トップへカット。④はスリップするようなタイミングで左コーナーへ。⑤はアフタースクリーンでポップし、②からのパスをレシーブして3Pシュートを放ったが…。
このプレーは両側でダウンスクリーン後、続けてバックスクリーンで①・③をリングに近い部分でボールレシーブさせることが本来の形である。

 

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(月刊バスケットボール)



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