月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2020.09.20

月バスSet Play of the Week(132)セルティックス

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 イースタンカンファレンスのプレーオフで、ボストン・セルティックス対マイアミ・ヒートのカンファレンスファイナル第1戦はオーバータイム(OT)にまでもつれた試合展開となった。その中で、OT残り12.0秒、114-116でヒート2点リードの場面、セルティックスはエース、ジェイソン・テイタムの1対1に託した…サイドラインインバウンズプレーからのオフェンスを解説していく。

 

【ラインナップ】

①(PG)…ケンバ・ウォーカー

②(SG)…マーカス・スマート

③(SF)…グラント・ウィリアムズ

④(SG)…ジェイレン・ブラウン

⑤(SG)…ジェイソン・テイタム

*残り時間がないため、シュート力のあるプレーヤーを配置

 

【A-1】

 インバウンズは③、左右ローポストに⑤・④、②が右エルボー周辺、①はスロットでボックスセットの変形。

 まず、①が②のスクリーンで右コーナー、④は反対コーナーへクリア。②は連続してスクリーンをセットし、今度は⑤がトップでボールレシーブをする。

 

【A-2】

 ②はポップし、③はコーナーの①にダウンスクリーン。①は⑤のディフェンスとスイッチさせるためにピール(ボールスクリーンと同じ動きでディフェンスを引きはがすのみ。セットはしない)し、⑤はそのまま1対1を仕掛ける。そのままダンクに行ったのだが、ヒートのディフェンスにブロックされてしまった…。

 

※『月刊バスケットボール11月号』では、2014-15シーズン以来のファーストラウンド突破を果たしたロサンゼルス・クリッパーズのオフェンスを詳しく紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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