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インターハイ2022新着ニュース

2022年07月26日

【四国インターハイ・カウントダウン企画④】東海の注目選手

 7月27日に開幕する四国インターハイ。そのカウントダウン企画第4弾は、東海の注目選手を紹介する。

 

 男子では、昨年、念願の初優勝を果たした中部大第一(愛知)にキラリと光る才能を持った選手が揃っている。
 まず紹介したいのが、昨年のインターハイ決勝戦では6本の3Pシュートを沈め、大会3P王にも輝いた坂本康成(3年/SF/194cm)。シューターとしての技を磨いたのは高校に入ってからだが、地道な自主練習でその才能を開花させ、今ではディープスリーも楽々決めるまでに。常田健コーチの評価も「3Pだけで言えば、中部大第一の歴代No.1かもしれない」と高い。さらに最終学年となった今年は、「3Pのチェックも厳しいと思うので、フェイクからドライブやジャンパーなどを決められるように。また、去年は周りに支えられて3Pシュートをたくさん打たせてもらったので、今度は自分が支えられるようになりたい」と自らにさらなる進化を課している。

 

中部大第一・坂本康成

 

 そして、小澤飛悠(3年/PF/188cm)は献身的な姿勢が光る走れるパワーフォワード。中学時代は約100kgあった体重を生かしたインサイドのプレーが中心だったが、高校の練習をこなす中で20kg近く減量に成功し走れる選手へと成長。今年はキャプテンとなったことで悩んでいる部分もあるとのことだが、パワフルなプレーや声かけで存在感を見せている。「去年のウインターカップで負けたとき、常田コーチから『応援されるチーム、優勝するにふさわしいチームになれ』という言葉をもらいました。まずは日常生活や挨拶の部分からこだわってやっていきたいです」と小澤。インターハイで連覇なるか、注目のキーマンだ。

 

中部大第一・小澤飛悠

 

 

 女子では4連覇を目指す桜花学園(愛知)の選手層が厚い。
 今年エースとしてチームをけん引するのは横山智那美(3年/SG/172cm)。食らい付いて離さないしつこいディフェンスや速攻やドライブを武器とした得点力が持ち味で、井上眞一コーチが太鼓判を押すほど抜群の脚力を誇る。加えて「去年のウインターカップでは3Pシュートの得点が少なかったので、今年は決められるように。中からも外からも攻められる止め難い選手を目指しています」とプレー幅の拡大やシュート確率の向上に励んできた。ポジションはSGだが、今年からPGとしての出場機会も増え、同学年の平賀真帆(3年/PG/171cm)と2ガードを組むような形でオフェンスの起点となりそうだ。

 

桜花学園・横山智那美

 

 そして、ダイナミックなドライブやジャンプシュートを得意とし、力強いリバウンドでも存在感を見せるのが森美麗(3年/PF/180cm)。中学時代から全中を連覇するなど世代屈指の選手として注目されてきたが、桜花学園入学前に前十字じん帯をケガし1年時はリハビリに専念。それでも2年生になった昨年は、主力の一人として全国優勝に貢献。今年、ともにインサイドでプレーすることになる福王伶奈(2年/C/192cm)は、まだ経験の浅い2年生。昨年、森が朝比奈あずさ(筑波大)や平下結貴(トヨタ紡織)といった上級性たちに支えられてきたように、今度は自らが後輩をフォローする番。横山や森といった3年生は入学以来、開催中止となった2020年の夏を除いて、一度もインターハイとウインターカップで負けていない。今年も最上級生としてチームを日本一の頂へと導けるかに注目だ。

 

桜花学園・森美麗

 

 森と共にインサイドの要となるのが、192cmという圧倒的な高さと長い手足を持つ福王伶奈。リバウンドを量産するだけでなく、柔らかなフックシュートを決めるなどうまさもある。以前は線が細くパワーで押される場面も多かったが、その課題も徐々に克服。「朝比奈さん(筑波大)が卒業して、今年は自分がチームのゴール下を任されることになります。朝比奈さんのように体を張って点を取ったり、全国の留学生の方々を止められるようにしたいです」と意気込んでいる。

 

桜花学園・福王伶奈

 

 

 昨年のインターハイ3位の岐阜女(岐阜)では、絈野夏海(2年/SG/172cm)、榎本麻那(2年/PG/176cm)といった2人の2年生が躍動する予感。
 このうち絈野は、3Pシュートと攻撃的なディフェンスを武器に1年生のシーズン途中からスタメンに。今年は相手に3Pシュートを警戒されることを前提に、シュートバリエーションを増やすことに励んできた。同時に、「チャンスがあればドライブを狙って、ファウルをされても決め切ることを意識しています」と強気の姿勢も見せている。
 そして長身で体も強い榎本は、中学時代はセンターポジションだったが、岐阜女入学後はフォワードやシューティングガードを務め、今年度からポイントガードへとコンバート。安江満夫コーチも「ガードにしたばかりでまだまだ伸びしろがあり、可能性を秘めた選手」と大きな期待を寄せている。実際、ボール運びからそのままドライブでシュートをねじ込む力強いプレーは相手にとって脅威そのもの。また、インサイドからアウトサイドまで幅広くプレーできるため、相手に応じて変幻自在に攻め方を変えられるところも大きな強みとなる。
 今年は主力に新2年生の多い下級生チームの岐阜女。絈野や榎本がどれだけ活躍するかにチームの成績がかかってくる。

 

岐阜女・絈野夏海

岐阜女・榎本麻那

 

 この他、女子の注目選手は、浜松開誠館(静岡)で1年生のときから正司令塔を務める萩原加奈(3年/G/160cm)。小柄ながら独特のリズムで相手ディフェンスを翻弄するチーム屈指のスコアラーで、三島正敬コーチも「苦しいときや勝負どころで、チームを救う1本。得点でもアシストでも、試合に大きな影響を与えるプレー」を求めている。昨年、主力だった2年生が最終学年となって迎えるインターハイ。1年生に、四日市メリノール学院中でキャプテンを務めた井口姫愛や、元日本代表の後藤正規氏(現浜松開誠館高男子コーチ)の娘・音羽(浜松開誠中)といった大物ルーキーが加入したからこそ、3Pシュートを武器とする小谷梨緒(3年/F/168cm)、インサイドの要・前田理咲子(3年/C/178cm)らが最上級生としてチームを引っ張っていくだろう。

 

浜松開誠館・萩原加奈

 

 

※7月25日発売の月刊バスケットボール9月号では、「104校の夏ドラマ」として四国インターハイ特集を組んでいます。主役級の注目校(男子24校、女子22校)の紹介、出場チーム全選手名鑑などを掲載。ぜひチェックしてみてください。

(月刊バスケットボール)

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