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インターハイ2019新着ニュース

2019年08月1日

【インターハイ2019】月バス PICK UP PLAYER 7.31/#11米須玲音(東山)

東山(京都)#11米須玲音

 

 

 7月28日〜8月2日の期間、鹿児島県を舞台に開催されている『南部九州インターハイ2019』。月刊バスケットボールでは、特に活躍の光った選手たちを毎日ピックアップしていく。

 

「この試合を、絶対に忘れるなよ」

 

 東山の大澤徹也コーチがベンチに下がる#11米須玲音にそう声をかけたのは、昨年のウインターカップ2回戦、福岡第一との試合の4Q終盤だった。相手のエース#8河村勇輝に攻防で圧倒され、当時「スピードも、パスも、ガードとしての声かけも……何もかも、すべてが負けていると感じました」と悔し涙を流した米須。さらなる進化と雪辱を誓ったあの日から、若き司令塔の2年目のシーズンが始まった。

 

 春先はウエイトトレーニングに積極的に取り組み、その後「ウエイトよりもシュートに時間を費やすようにしました。3Pシュートだけでなく、ピックを使ってからのフローターなど、時間をかけて練習してきた」(米須)と、より自らのオフェンスの引き出しを増やしてきた。インターハイの組み合わせが決まると、東山は順当に勝ち上がれば準々決勝で福岡第一と顔を合わせることに。米須自身、超えなければいけない壁を当然意識しながら日々の練習に取り組み、何度となく河村の映像を見返して対策を練ってきた。

 

 

 いよいよ迎えた勝負の準々決勝。昨冬は1Qでターンオーバーを連発した米須だが、同じ過ちは犯すまいと、河村にプレッシャーをかけられても確実にボールをキープする。また、「前回は外のシュートばかりになって、タフショットを打たされたような形だったので、今回はどんどんドライブを仕掛けて中で勝負することを意識しました」と相手のディフェンスをかき回すようなプレーで攻撃の起点に。積極的に声を出して周りに指示も出し、ディフェンスでも5人で連携を取りながら相手を大いに苦しめた。

 

 だが、誤算だったのは練習してきたはずのシュートの確率が最後まで上がらなかったことだ。「(#60クベマジョセフ・)スティーブがブロックに来るのを恐れてしまって、シュートが雑になって確率が悪くなってしまいました」。米須はいつもどおりに打っているようでいて、「シュートの態勢など、どこかでズレていたのかもしれません。福岡第一は“自分のシュートを打たせない”というディフェンスでした」と振り返る。結局、東山は3Qを終えて4点差まで追い上げたものの、4Qにリードを広げられ、56−70で敗戦。半年越しのリベンジとはならなかった。

 

 それでも、大粒の涙を流した昨冬から一転、米須は決して下を向かずに切り替えるような表情だった。それははるか遠くにいた背中が、見えてきたような手応えがあったからだ。「ウインターカップと比べると、今回は少し対抗できたんじゃないかなと思います。河村さんがいるうちに一度は勝ちたい。今回勝てるチャンスを逃してしまいましたが、次のウインターカップは河村さんも最後なので、そこは絶対に譲れないですし、絶対に勝ちたい。『勝ちたい、勝ちたい』と言葉で言っても勝てないので、努力して、練習の仕方も考えてきたいです」と、次なる雪辱の機会を見据えていた。

 

 

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(月刊バスケットボール)