Wリーグ

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2021/08/27

第22回WリーグプレーオフMVP安間志織、ドイツリーグのアイスフォーゲルと電撃契約

 第22回Wリーグのチャンピオンとなったトヨタ自動車アンテロープスで、プレーオフMVPに輝いたポイントガードの安間志織が、ドイツの国内女子リーグのブンデスリーガ(Damen Basketball Bundesliga)のアイスフォーゲル(Eisvögel USC Freiburg)と契約したことが、8月26日に明らかになった。国内屈指のプレーメイカーの一人が、ドイツ国内だけではなくアメリカをはじめとした国外からも有力プレーヤーが集うブンデスリーガで、どのような活躍をするか。非常に楽しみなニュースだ。

 

ドイツブンデスリーガへの挑戦が明らかになった安間(写真/石塚康隆 月刊バスケットボール)


世界に挑戦、数年前から準備していた


 アンテロープスが公開した安間のコメントでは、2-3年前から海外挑戦への意欲を持っていたこと、またそれに向けた準備にも取り組んでいたことが明かされている。

 

 沖縄県出身の安間は、北谷中学校時代に全国制覇に貢献し、その後中村学園女子高校、拓殖大学を経て、2016年にアンテロープス入り。以降5年間はレギュラーシーズンで平均6.5得点、3.9アシスト、2.6リバウンドの記録だが、直近の第22回(2020-21シーズン)は、平均10.2得点、5.5アシスト、3.9リバウンドと著しい成長ぶりを見せた。平均得点が2ケタに達したのは初めてだったが、その大きな要因は、それまでも得意としていたドライブに加えて3P成功率が前シーズンの30.4%から39.6%へと大幅に上昇したことが挙げられる。アシスト、リバウンドもキャリアハイ。その結果として、冒頭に記したとおりチームがリーグ初制覇を成し遂げる過程で立役者の一人となった。

 

 日本代表としても、安間は輝かしい実績を積み上げている。2017年はユニバーシアード代表として銀メダル、2018年には正代表の一員としてアジア競技大会での銅メダルを獲得。今夏の東京オリンピックに向けた代表候補としても最終選考まで残り、結果的に銀メダルを獲得した女子日本代表がチームとしてレベルアップしていく過程で、その奮闘も間違いなく大きな力になっていた。

 

 身長162cmの安間は、現時点で確認できるアイスフォーゲルのロスターで最も小柄なプレーヤーだ。チーム公式サイトにはすでに、安間も合流したチーム写真公開されている。

 

2013年にカップ戦で優勝したアイスフォーゲル

 

 ブンデスリーガの2021-22シーズンは、14チームで9月下旬から3月半ばまでホーム&アウェイの総当たり戦を行う(1チーム26試合)。その後上位8チームによるプレーオフで、チャンピオンを決する。安間が所属するアイスフォーゲルは、9月25日(土)が開幕戦となっている。

 

 アイスフォーゲルは1972年に創立されたプロチームで、チーム名はドイツ語でカワセミを意味する言葉。クラブはドイツ連邦共和国南西部の、フランスとの国境に近いフライブルクを本拠としている。ブンデスリーガにおいては、直近の2019-20シーズンのレギュラーシーズンで12チーム中5位(リーグ公式サイトより)。その後のプレーオフと翌2020-21シーズンはパンデミックの影響により開催されていない。また、2013年にドイツカップ(DEUTSCHER POKAL=日本に例えれば全日本選手権にあたるカップ戦)で一度優勝している。

 

 なお、8月18日に行われたWJBL臨時理事会において、WJBL登録規定第10条(特例選手)に基づき、安間は特例選手として認定された。今回の移籍で安間は第23回Wリーグの最終エントリーから除外されるが、シーズン中に契約解除等の理由で帰国した場合は、8月末の2次エントリー終了後であっても、この認定により所属元であるトヨタ自動車アンテロープスに登録エントリーすることが認められるとのことだ。

 

☆トヨタ自動車アンテロープス公式サイト内の関連情報ページ
https://antelopes.gazoo.com/posts/20624580

 

☆アイスフォーゲル公式サイト(安間志織獲得に触れるニュースページ=すべてドイツ語)
https://www.usc-eisvoegel.de/news/eisvogel-komplettieren-kader-25.08.2021.html

 

☆アイスフォーゲル公式SNS
フェイスブック:

https://www.facebook.com/eisvgl/
インスタグラム:

https://www.instagram.com/eisvoegel/

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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