月刊バスケットボール8月号

技術&戦術

2020.03.08

月バスSet Play of the Week(123)クリッパーズ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 ウェスタンカンファレンスで、デンバー・ナゲッツとともに首位のロサンゼルス・レイカーズを追走するロサンゼルス・クリッパーズ。ポール・ジョージ、カワイ・レナードだけでなく、トレードデッドライン直前で加入したマーカス・モリスSr.も存在感を示しているため、後半戦も非常に楽しみなチームの1つとなっている。今週行われたオクラホマシティ・サンダー戦からモリスの3Pシュートをクリエイトしたプレーを解説していく。

 

【ラインナップ】
①(PG)…パトリック・ベバリー
②(SF)…カワイ・レナード
③(SF)…ポール・ジョージ
④(SF)…マーカス・モリスSr.
⑤(C)…イビツァ・ズバッツ

 


【A-1】

 ①がボールキャリー、②・③は左右ウイング、⑤は左ミドルポスト、④は②と並んだ状態からプレーは始まる。

 ④がペイント内へカットし、①はドリブルから②へパス。そのまま右コーナーへカットする。⑤はトップへフラッシュし、②からのパスをレシーブし、③へパス。①→②→⑤→③とリズム良くボールを展開する。

 


【A-2】

 ④は②へバックスクリーンを仕掛けて②はリング方向へカット。④は⑤のダウンスクリーン(スクリーンスクリナー)でトップへ。③からのパスをレシーブして3Pシュートを放った。

 左サイドは③だけのため、1対1ができるスペースが大きく空いている。

 

  ※『月刊バスケットボール4月号』では、ベン・シモンズ&ジョエル・エンビードの強力デュオで勝利を重ねるフィラデルフィア・センブンティシクサーズのオフェンスを紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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