技術&戦術

2019.09.08

月バスSet Play of the Week(97)チームAUS

“FIBAワールドカップ2019”でスターターの4人がNBAプレーヤーで構成されるオーストラリア。予選リーグで対戦したカナダはトライアングル&2を仕掛けてきたが、オーストラリアは108-92で難なく撃破した。そのオーストラリアが見せたゾーンオフェンスを解説しよう。

 

【ラインナップ】
①(PG)マシュー・デラベドバ(クリーブランド・キャバリアーズ)
②(SG)パティー・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)
③(SF)ジョー・イングルス(ユタ・ジャズ)
④(SF)ジョック・ランデイル
⑤(C)アーロン・ベインズ(フェニックス・サンズ)

 

[A-1]
①がボールキャリー、②が右コーナー、③が右ウイング、⑤が右ミドルポスト、④が左のトップ付近からオフェンス開始(既にオーバーロード状態)。ディフェンスは①にX1、③にX2がマッチアップし、X3・X4・X5でトライアングルを組んでいる(トライアングル&2)。
①はトップの④へパス。①と③は右ウイングへとディフェンスを押し込んでいく。⑤はX5にコンタクト。

 

[A-2]
⑤は左のX4にダックインし、②は右ウイングへ。①と③はスクリーンと同じ効果になり、②はオープンで3Pシュートを放つことができる。また、慌ててX5がチャレンジすれば、②から⑤へフィードしていた。

 

 

※『月刊バスケットボール10月号』では、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)をはじめ、日本人プレーヤー4人が出場したNBAサマーリーグ2019のオフェンスを紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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