技術&戦術

2019.05.26

月バスSet Play of the Week(82)ラプターズ

 プレーオフのイースタンカンファレンスファイナルで死闘を繰り広げているトロント・ラプターズ。得点力、機動力のあるビッグマン(パスカル・シアカム、マルク・ガソルなど)を生かしたセカンダリーブレイクを解説しよう。  

【ラインナップ】
①(PG)カイル・ラウリー
②(SG)ダニー・グリーン
③(SF)カワイ・レナード
④(PF)パスカル・シアカム
⑤(C)マルク・ガソル  

[A-1]
③と⑤が両コーナー、②が右ウイング、①がボールキャリー、④がセカンドトレーラーで後方から走ってくる流れでプレーが始まる。
①と②がドリブルハンドオフ。②はミドル方向へドライブする。①はクリアアウトし、③はウイングへ。  

[A-2]
広いスペースができたところで、④が後方からトップスピードで②とハンドオフ(場合によってはピッチパス)して②はポップ。④はそのままシュートを狙うが、ヘルプしてくるディフェンスによって、アウトサイドにいる4人のプレーヤーへパスすることが可能だ。
機動力のある④がいるチームにお勧めのセカンダリーブレイクである。  

 

※『月刊バスケットボール7月号』では、ドノバン・ミッチェルらを中心に目新しいセットプレーを駆使したユタ・ジャズのオフェンスを紹介!  

(月刊バスケットボール)



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