月バスSet Play of the Week(81)ブレイザーズ
プレーオフのウェスタンカンファレンスファイナルで戦っているポートランド・トレイルブレイザーズ。相手は破壊力抜群のデイミアン・リラードとCJマッカラムを阻止するのに必死だ。それを逆手に取ったブレイザーズのインバウンズプレーを解説しよう。
【ラインナップ】
①(PG)デイミアン・リラード
②(SG)CJ・マッカラム
③(SF)ロドニー・フッド
④(PF)モーリス・ハークレス
⑤(C)エネス・カンター
[A-1]
③がインバウンダー、⑤と①はボールサイドのエルボー、②がフリスローライン中央付近、④は右ミドルポストでプレーが始まる。
②が鋭くゴール下へカットし、①が⑤のスクリーンを使ってボールサイドのコーナーへ。
[A-2]
ボールサイドにいる2人のスコアラーが一気にカットするため、ヘルプサイドのX4も反応。ディフェンスが気を取られている隙に④が右コーナーをポップアウトして③からのパスをレシーブし、3Pシュートを放つ。
最近、NBAで使われるボールサイド側を囮(おとり)にしてヘルプサイドにインバウンズするプレーの1つだ。
※『月刊バスケットボール6月号』では、“Mr.トリプルダブル”ラッセル・ウェストブルックやポール・ジョージが活躍したオクラホマシティ・サンダーのさまざまなセットプレーを紹介!
(月刊バスケットボール)