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2021/04/01

佐古賢一男子日本代表アシスタントコーチがFIBA殿堂入り

 国際バスケットボール連盟(FIBA)は3月30日、現在男子日本代表チームのアシスタントコーチを務める佐古賢一氏(元男子日本代表選手)のFIBA殿堂入りを発表した。佐古氏の殿堂入りは、元 FIBA 委員(1959~1989)でアジアバスケットボール連盟(現・FIBA アジア)設立等に関わった植田義巳氏(うえだ・よしみ=当時、日本バスケットボール協会常任顧問。元国際担当)が2007年に貢献者枠で果たして以来、日本人として史上2人目の快挙。プレーヤー枠では日本人初であり、今回韓国から同じタイミングで殿堂入りしたパク・シンジャ氏とともに、アジア国籍としても初めてのことだ。

 今回の発表されたのは、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっていた2020年の殿堂入り選出対象者。佐古氏を含めプレーヤー枠で9名、コーチ枠で3名が選出されている(選出者一覧は下記)。

 

【佐古賢一プロフィール】
氏  名: 佐古 賢一(さこ けんいち)
生年月日: 1970年7月17日(50 歳)
出 身 地: 神奈川県横浜市
出 身 校: 横浜市立汲沢中学校→北陸高校→中央大学
プレー歴: いすゞ自動車(1993~2002)-アイシン(2002~2011)
(※2002 年~ : プロフェッショナルプレーヤー登録)

 

<主な競技歴>
○1988年全国高校総体(インターハイ)優勝
○天皇杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(現・天皇杯 全日本バスケットボール選手権)
優勝12回(1994、96、98、99、2001、03~05、2008~11)
○JBL(日本リーグ、スーパーリーグ時代を含む)優勝9回(1996~99、2001、2003、04、08、09)
※リーグシーズンは年をまたぐため、優勝年の記載はその前年からのシーズン
○リーグMVP3回受賞ほか、個人賞多数
<主な日本代表歴>
○1989年 全日本ジュニア代表(現・U18 日本代表)に選出
○1991年 日本代表に初選出(大学 3 年次)
○1995年 ユニバーシアード日本代表に選出(福岡ユニバーシアード競技大会 準優勝)
○1997年 リヤド アジア選手権大会(サウジアラビア)準優勝
※男子日本代表チームとして31年ぶりのFIBA世界選手権大会(現・FIBAワールドカップ)出場権獲得
○1998年 FIBA世界選手権大会出場(14 位)
※その他、アジア選手権大会、アジア大会等、国際大会に多数出場。アジア№1ポイントガードと言われた。

 

■佐古賢一氏 コメント
 このたび、FIBA から殿堂入りが決定したというご連絡をいただき、大変驚いています。と同時に、大変に名誉なことと嬉しく思います。今回のお話は自分ひとりの力でいただいたお話ではなく、自分に関わってくださった指導者の方、チームメートをはじめとする仲間たち、そして応援してくださった皆さまなど、多くの方のご助力があってのことと思っています。この場をお借りいたしまして、あらためて感謝をお伝えします。
 ありがとうございました。
 現在、私は男子日本代表チームのアシスタントコートとして、またアンダーカテゴリー代表チームのヘッドコーチやアソシエイトコーチとして、若い選手たちの育成に携わっています。今の私にできることは、選手たちのために私自身が指導者としての学びを続け、また自らの選手としての経験を彼らに伝えていくことだと思います。スキルや戦術だけではなく、ハートの部分をも育てていける指導者になるべく努力し、私がかつてそうしていただいたように、今度は自分が若い選手たちの飛躍のお手伝いをしていきたいと思います。
 今後ともご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

【関連記事】

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☆佐古氏以外のプレーヤー枠殿堂入り選出者8人


イザベル・フィジャコウスキー(Isabelle Fijalkowski)
1990年代から2000年代にかけて活躍したフランスのセフォワード・センター。WNBA(クリーブランド・ロッカーズ)でもプレーした。

ミェチスラフ・ロパトゥカ(Mieczyslaw Lopatka)
1967年のFIBA男子ワールドカップで得点王とベスト5に輝くなど、国際舞台とポーランド国内でスモールフォワードとして、またコーチとして活躍した。


スティーブ・ナッシュ(Steve Nash)
フェニックス・サンズ時代にNBAで2度MVPに輝いたカナダ人ガード。現在はブルックリン・ネッツのヘッドコーチとしてチームを指揮している。


アグネシュ・ニーマス(Agnes Nemeth)
主に1980年代から1990年代にかけて女子ハンガリー代表の得点源として活躍したプレーヤー。1980年のモスクワ・オリンピックに出場した。


パク・シンジャ(Park Shin-ja)
1967年のFIBA女子ワールドカップで韓国代表を準優勝に導き、自らも同大会の最優秀選手賞に輝いた。


モデスタス・ポウラウスカス(Modestas Paulauskas)
リトアニア出身で、1972年のミュンヘンオリンピックで男子ソビエト連邦共和国代表として金メダルを獲得したほかFIBAワールドカップでも2度世界一になった。


アレクサンダー・ボルコフ(Alexander Volkov)
ウクライナ出身で、1988年にソウルオリンピックで優勝した男子ソビエト連邦共和国代表のメンバー。のちにNBAでもプレーした。


ユーレ・ズドフス(Jure Zdovc)
スロベニア出身。1990年のFIBA男子ワールドカップでユーゴスラビア代表として金メダルを獲得した。

 

☆コーチ枠殿堂入り選出者3名


ルーベン・マニャーノ(Ruben Magnano)
アルゼンチン出身で、2004年のアテネオリンピックで母国の男子代表を金メダル獲得に導いたヘッドコーチ。


スベティスラフ・ペシッチ(Svetislav Pesic)
セルビア出身。2002FIBA男子ワールドカップでユーゴスラビア代表を金メダルに導いたヘッドコーチ。


タラ・バンデビア(Tara VanDerveer)
1996年のアトランタオリンピックで女子アメリカ代表を金メダルに導いたヘッドコーチ。

 

JBA公式サイトの佐古氏殿堂入り関連記事ページ

http://www.japanbasketball.jp/release/58655

FIBA公式サイトの2020年殿堂入り選出対象者関連記事ページ
https://www.fiba.basketball/news/nash-pesic-volkov-lead-parade-of-icons-in-2020-fiba-hall-of-fame-class

 

【関連記事】

佐古賢一、萩原美樹子が語る~ 育成年代の指導の「難しさ」と「ヒント」


文/柴田 健(月バス.com)

次ページの佐古賢一氏の現役時代の写真を掲載


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