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2021/06/01

八村 塁歴史的大活躍、崖っぷちウィザーズの今PO初勝利に大貢献

ブルックスHCも八村の活躍を絶賛していた(写真をクリックするとウィザーズ公式YouTubeの八村ハイライトが見られます)

 

 シクサーズのドック・リバースHCは試合後の会見で、「誰もが皆、この試合で決めなければと思ってしまいました」と話し、エンビードが離脱した後チームの中にスウィープでシリーズを終えようとやや気の焦りがあったことを明かした。「やるべきことはきちんとやらなければいけません。今夜はそれが攻守ともにできませんでした」
 一方、ウィザーズのスコット・ブルックスHCには、会見の出鼻から八村関連の質問が問いかけられた。「ルイは本当にこのチームで、攻守両面で大きな存在感を見せてくれています。いろんなタイプの相手をガードできるし、あのディフェンスでのリバウンドは欠かせません。(ウエストブルックがリバウンドに強いからといって)ポイントガードに頼るべきではありません。重要なスリーも決めたし、重要な局面で良いディフェンスを見せてくれました」と絶賛していた。
 ブルックスHCに続いてズーム会見に現れたのは八村だった。現地の記者たちは「Breakout game(大ブレイクした試合)」という言葉を使って八村の活躍を称えていた。最初に質問した記者(チェイス・ヒューズ氏)から、「もうプレーオフの舞台に慣れてきましたか? プレーインを含め6試合で心地よくプレーできるようになっているんでしょうか?」と聞かれた八村は、「今日は特に盛り上がったファンの前でプレーできて、特に楽しかったです(Yeah, especially tonight was really fun, you know playing in front of these fans. It was crazy.)」と心臓の強さを見せた。
 シーズン中の八村はミドルレンジからのショットを大きな武器としていたが、この日はそのアテンプトは1本だけ(成功)で、他はペイント(5本中4本成功)と3Pショット。ダンクが4本ありゴールに向かうアグレッシブさをより強く印象づけるとともに、アウトサイドで放っておけない存在であることを見せつけた。脅威のレベルは格段に上がっている。
 …と、書くのは簡単なのだが、どれだけすごいことか。八村はこの進化を、いわゆるイリミネーション・ゲーム(elimination game)と呼ばれる0勝3敗の崖っぷちで迎えたシリーズ第4戦で披露し、静かな表情で「楽しかった」と振り返る。ウインターカップで全国制覇をした後で「バスケは楽しいです」と言っていた当時のあどけない笑顔も懐かしく思い出された。今、目指しているのは最高峰NBAのチャンピオンシップ。あどけない笑顔は精悍な大人の顔立ちに変わっている。

 

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文/柴田 健 (月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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