月バスTOPICS

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2020/09/28

“籠球群像”お祭り男、田口成浩(千葉)のキャリアを振り返る

 9月25日発売の最新号、『月刊バスケットボール11月号』の籠球群像 第30弾は千葉ジェッツ#5田口成浩のキャリアに迫る!!

 

 秋田県仙北市生まれの田口は大の野球好きである父の影響で小学4年生から中学3年生まで野球に打ち込んだ。「野球は中3まで続けましたが、『野球をやりたい』というよりも『野球をやるものだ』と思って過ごしていました(笑)。そんな中でも、野球はすごく楽しかったですし、小学校の頃から肩が強くて球速は速かったですね」と田口。しかし、なかなか試合に出ることができず、野球には挫折してしまった。

 

 そんなとき、新たに始めた競技がバスケットボールだった。身長が伸びたこともバスケットを始めるにあたって追い風になったこともあるが、野球を始めるまで体力作りという名目でミニバスをやっていたことも縁になったようだ。それでも高校バスケはまた別世界。「やっぱり最初のうちはビビっていましたね、正直。自信もなかったし、学校自体が寮生活になるくらい遠いところにありました。田舎から市内に出て、周りに知っている人もいなくて全てが初めての経験だったのでドキドキしながらのスタートです。最初はスリーメンでレイアップを外してリピートを食らってチームメイトに迷惑をかけるような感じでしたよ(笑)。そういうのが多々あってすごく悔しかったので、人の3、4倍は練習したと思います」

 

高校時代の田口(写真提供:千葉ジェッツ)

 

 高校時代はセンターを務めたが、それが幸いした。「同級生や先輩の同じポジションの選手もそこまで僕と大差がなかったんです。そういったこともあって半分出ざるを得ない状況だったので、割と早い段階でスタメンになることができました。今考えればセンター以外のポジションだったら試合に出られていなかったと思います。特に自分の代には能力の高い選手がそろっていたので、逆にセンターで良かったです」。高校3年間をバスケットに懸け、充実した生活を送った田口は大学でもバスケットを続け、富士大ではリバウンド王などの個人タイトルも獲得。4年時にはアーリーエントリーで地元・秋田ノーザンハピネッツに加入し、中村和雄HCの下でシューターという新たな役割を担うこととなった。

 

「カズさん(中村HC)と出会ってから人生が変わりました。大学の頃もキャッチ&シュートはできましたが、インサイドが中心だったのでオフボールの動きなどは慣れていないわけで、最初のうちは難しかったですね。それでも与えられた役割をこなさなければいけないし、2本連続で外したらすぐに交代です。『いかに1本に命を懸けるか』という心構えでいることがプロとしてのあるべき姿で、そうした部分が身に付いていったというか。もちろん高校や大学での経験もありますが、プロとしての今があるのは誰が何と言おうとカズさんのおかげです」

 

 中村HCにより見いだされたシューターとしての才能は、現在の田口を語る上で欠かせない。bjリーグファイナルという大舞台を経験できたことも、Bリーグ開幕以降、ハイレベルなB1で戦うことの難しさを痛感したことも、全ては中村HCとの出会いから始まった。

 

 自身の価値を確かめるために、と移籍した千葉では、移籍直後こそ出場機会に恵まれなかったが徐々にチームに馴染んでいき、今ではスターターを務めるまでになった。「見ている方から『千葉ジェッツは富樫じゃなくて田口のチームだよ』と言われるような選手になりたいですね!」と笑う田口は、来たる新シーズンに向けて、千葉でのチャンピオンシップ獲得に備えている。

 

 本編は最新号を楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)


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